CRMシステム導入3つのメリットと注意点CRMの無料・有料別おすすめ6選

CRMシステム導入3つのメリットと注意点CRMの無料・有料別おすすめ6選

CRMシステムってそもそもどういうものでしょうか。
CRMとは(カスタマー リレーション マネージメント)の略で、CRMシステムとは要するに、顧客との関係性を管理するシステムのことです。

従来の単なる顧客管理では、リストに名前と連絡先などが書かれている、ただの住所録に近いものでした。しかし、CRMシステムを使っていくと、自社とお客様との関係性を育て、顧客対応の差別化をすることができます。

例えば、お客様にはそれぞれ個別の行動やニーズがありますが、そのニーズに合わせてカスタマイズした営業戦略を立て、より自社製品を好きになってもらい、自然と他社製品などに浮気をされないような戦略を練ることができるのがCRMシステムです。今回、本記事では

1.CRMシステムとは
2.CRMシステム導入3つのメリット
3.CRMシステム選び方 3つのポイント
4.CRMシステム無料・有料別おすすめ6選
5.CRMシステム導入における3つの注意点

について調べてまとめました。最後までお読みいただければ、CRMシステムに関して知っておくべきことが理解でき、CRMシステムの導入にも前向きに検討できる材料が揃います。ぜひ、最後までお付き合いください。

1.CRMシステムとは

CRMシステムとは
CRMシステムのCRMとは「Customer Relationship Management」のことで、直訳すると「顧客との関係性を管理する」システムのことです。

日本語では顧客管理システム・CRMツール・顧客情報管理ツールなど会社によって呼び方が定まっていませんが、総じて、自社で管理している顧客との良好な関係を構築するためのシステムのことを指します。

具体的には、

●顧客の個人情報や購入履歴
●問い合わせ履歴やアンケート結果
●メールのやり取り

などの個人情報を1つの画面上で一まとめて表示ができ、詳細な営業やマーケティングの情報を紐付けながら、異なる部署間とも情報共有し、営業活動や販促活動に反映させることができるシステムを総合的にCRMと呼んでいます。

実は、江戸時代にはこれを筆書きでしていた「大福帳」なるものが存在し、近所の顔見知りのお客様に対してきめ細やかなサービスをしていた店舗の記録もたくさん残っているため、それほど斬新なアイデアでもないのですが、この考えを大規模な企業にも取り入れてシステム化した点が、新しいと言えます。

大量生産・大量消費文化から、個別の嗜好でセレクトした買い物をする文化へとシフトする現代に対応し、企業が個人の体験へとフォーカスする際の手助けになる顧客管理システム全般を、まとめてCRMシステムと呼んでいます。

2.CRMシステム導入3つのメリット

CRMシステム導入3つのメリット
ここでは、会社や自分が所属する部署などでCRMシステム導入すると得られる3つのメリットをまとめています。

①顧客情報の資産化

今まではただのお客様リストだったものが、CRMシステムで管理し始めると、顧客データという会社にとって価値のある資産になります。例えば、自社で管理する顧客情報には

●氏名や住所などの個人情報
●銀行や決済関連の情報
●紹介者情報
●営業担当者の訪問履歴や簡単なコメント
●受発信の電話履歴
●受発信メール履歴
●郵送物の反応履歴
●購入履歴
●カスタマーセンターへの問い合わせ履歴
●イベントなどの来訪歴
●SNSなどの登録歴

などが含まれますが、今までの顧客管理方法では、これらの多岐にわたる情報は、人・部署・ソフト・ツールごとにバラバラに管理されており、効率よく1つにまとまった情報として見ることはできませんでした。

しかしCRMシステムを導入すると、過去〜現在の顧客情報を1つのデータベースとして一元管理・保存でき、一人の顧客に対しての包括的な情報が一目でわかるようになり、それを社内で共有できるようになります。

その結果、ただのお客様リストだったものが「お客様の個性やニーズが手に取るようにわかるデータ」となり、会社の貴重な資産に変化します。また、このデータを元にして顧客の未来の行動までも予測することができるようになります。
さらに、このデータベースには今後も情報が足され続け、異なる部署の活動履歴も同時に共有できるようになるため、顧客の実態を組織全体で把握でき、よりピンポイントに、戦略的に使うことができるようになります。

②顧客情報の見える化

企業は今までよりも自社の顧客のことがよく見えるようになり、営業や商談に行った場合でも「今・誰に・何をすべきか」が良くわかるようになります。例えば、

・どの顧客からいつ・どういう話の流れで問い合わせが来たのか
・顧客Aさんの家族構成はどうなっているのか
・お誕生日や記念日が近い人へのアクションはしているか
・どのようなアクションの結果、顧客の購買意欲が高まりつつあるのか
・展示会などに来訪した場合、具体的には何に興味があったのか
・どのようなアプローチや購入をした結果、顧客が潜在的なクレームを抱えたのか

などをどこからでもデータベースですぐに確認できるため、現場でのアクション漏れがありません。その結果、ビジネスの機会損失を最小限に抑えることができます。

同時に「今、すべきでないこと」もわかるため、二重に機会損失を避けることができます。

③営業機動力アップ

CRMシステムを使うと、顧客に関して確認できる情報が多くなるので、少ない情報で立てた予測よりも、確実性が増し、結果的に営業や販促の結果が良くなります。

例えば、今まで古参・やり手の営業担当などの当事者しか状況の詳細を把握することができなかった属人性の高い顧客情報、次回の会議までは進捗すらわからなかったような活動状況も、CRMシステムを使うと情報を毎日、共有することができます。その結果、メンバー全員が結果の出せる営業パーソンに近い行動を取れるようになり、成果に結びつき易くなります。

また、アクシデントが起きた場合でも外出先ですぐに情報確認・共有ができるため、

・過去に同じトラブルがないか
・前担当者は誰だったのか
・どのような対応をしたのか

などがすぐに確認できますので、対応策を確認するために一旦、会社に案件を持ち戻る必要がなくなるので、素早い対応でトラブルを最小限に抑えることができます。

3.CRMシステム選び方 3つのポイント

CRMシステム選び方 3つのポイント
本章では、CRMシステムの選び方に関したポイントを3つに絞ってまとめました。大切なのは①自社の目的と合っていること ②操作性が良いこと ③セキュリティが良いこと です。

①目的にあったCRMシステムを選ぶ

まずは自社の目的にあったCRMシステムを選びましょう。現在、かなり多くのCRMシステムが存在しており、どれも優秀で選ぶのに迷うほどです。大手のもの・たくさん機能があるものが良さそうにも思えますが、現場が使いこなせない・自分の会社に必要な機能があまりないのでは導入する意味がありません。

以下のような4ステップを踏むと、失敗なくCRMシステムの選択ができます。

1.先に、社内の問題を全てリストアップ
2.希望する顧客戦略なども全てリストアップ
3.これらの問題や戦略が、CRMシステムの導入により解決できるかを確認
4.適切な機能があるCRMシステムを選択し、テストをする

このような手順で、先に自社の問題を明確化し、やりたいことを具体的にリストして、それらの事柄を解決できるCRMシステムを導入すれば、今ある現場の問題が解決し、その後もCRMシステムが現場に定着し易くなります。

②操作性の良さを確認する

操作性、つまり使い勝手の良さは大切です。多くの人と共有して使うシステムになりますので、使い易くて覚えやすいこと、また操作が教えやすいことは作業上、必須になります。

操作性の良さを確認するためには、以下の4点をチェックしましょう

1.パッと開いた画面が見やすく、使いたいものがどこにあるかわかる
2.何をどう操作すべきかがシンプルでわかりやすい
3.自社OSとの相性が良い
4.外出先でも簡単に使える(スマホアプリ連携など)

検討しているCRMシステムが自社OSやシステムとの互換性があるかは、機能面に記載があっても、実際にダウンロードして使ってみないとわからない部分あります。スマホや連携アプリとの相性なども確認し、導入後、仕事の妨げになるような要素(アプリとの相性や、容量制限による遅さなど)は必ず確認しておく必要があります。

また一見、機能豊富で良質なシステムに思えても、自社に不必要な機能がたくさんあると、扱いづらい道具となることも覚えておきましょう。

③オンプレミスかクラウドかを選ぶ

CRMにはオンプレミス型とクラウド型があります。両者の違いは以下の通りです。

オンプレミス型:自社システムに直接CRMシステムを組み込んで使うタイプ。自社の独自システムがある場合や、強固なセキュリティが欲しい企業に向いている。*オンプレミス型にはシステム要員として最低一人のSEが必要になりますので、その人的リソースがある会社に限定されます。

クラウド型:契約したCRMシステムが所有するクラウドを一部利用するタイプ。セキュリティの強さは選択したCRMシステム会社が使っているシステムとサーバーに依存します。セキュリティ強化プランなどがあるシステムもあり。

オンプレミス型・クラウド型、どちらもCRMシステム会社がセキュリティなどを確認してからの発表・運用をしていますので、基本的には問題はありませんが、もしセキュリティ面を万全にしたいというのであれば、オンプレミス型を選択しましょう。

CRMは個人情報を取り扱うシステムですので、CRMシステム導入検討の時点で、個人情報のセキュリティ機能に関して社内の専門部署からのアドバイスを受け、自社のセキュリティに関した考えと一致するものを選択しましょう。

4.CRMシステム無料・有料別おすすめ6選

こちらでは有料版と無料版のCRMシステムで良質なものをまとめました。どちらも、2つのクラウド型、1つのオンプレミス型があります。

【有料版】

システム名 特徴 契約アカウント数
①Knowledge Suite 機能満載なオールインワン型。日本企業の組織に沿った作りで扱いやすい。名刺・顧客管理機能が高い。 無制限
②ちきゅう 機能を顧客・商談・営業管理の3点に絞り込んだムダのないCRMシステム。低コストで中小企業向。 10ユーザー〜無制限
③Sales Force Assistant 顧客情報をダムのように貯め、営業・販促活動などの経営コンサル提案をしてくれる。オンプレミス型。 5ユーザーから無制限

①Knowledge Suite(ナレッジスイート)

https://ksj.co.jp/knowledgesuite/about/
●無料30日トライアルあり 
●月額:5万円〜(契約アカウント数無制限)
●対応デバイス:PC・スマートフォン・携帯・タブレット端末
●連携アプリ:グループウエアとしての機能があり、マルチデバイス対応のため連携アプリ不要。
●特徴:機能満載なオールインワン型。日本企業の組織に沿った作りで扱いやすい。名刺管理機能としても優れている。
●おススメタイプ:内資企業・名刺交換が大量にある会社にも向いている。

顧客管理・営業管理・グループウエア・ビジネスアプリケーション連動が1つになった、オールインワン型のCRMシステム。2017年度のITトレンド年間ランキングで1位を獲得、すでに国内4900社での導入実績がある人気システム。

ビジネスに必要な基本アプリケーションが標準装備されているので、今まで利用していたメーラーやスケジュール管理ソフト、チャット機能などが不要になり、全てをこのCRMシステムで管理・運営できる。部門を複数またがった利用になっても、このCRMシステム1つで対応が可能なほどデフォルトで機能満載だが、機能を「減らすカスタマイズ」が可能なので、各部門毎に見やすく・使いやすい画面管理設定ができる。
名刺管理ソフトとしての機能も高く、未処理の名刺や手書きメモもPDF読み込みで処理ができ、その名刺管理ソフトがそのまま顧客管理ソフト画面と連動。全情報はデータで出し入れできるので、蓄積したデータは全て自社で保管が可能。

契約アカウント数が無制限のため、仮に全社員で登録しても月額費用が変わらない。クラウドのため初期費用ゼロ円、セキュリティに関しては追加で強化オプションなどもあり、営業支援ツールとしても使えるほぼ完璧なCRMシステム。

②ちきゅう

http://chikyu.net/
●無料30日トライアルあり 
●料金:月額1,480円〜(登録10ユーザーから)
●対応デバイス:iPhoneのみ
●連携アプリ:Gmail・Slack・チャットワーク・API連携ほか
●特徴:機能を顧客・商談・営業管理の3点に絞り込んだムダのないCRMシステム。
●おススメタイプ:低コストで中小企業向け。シンプルな機能だけが欲しい企業向け。

顧客管理・商談管理・営業活動管理の3つに機能を集約し、他社のCRMなどであまり使用されていない機能は極力排除した、安い・軽い・使いやすいCRMシステム。

システム自体がミニマムな作りなので、その他の機能は外部連携に頼るしかないが、本システムが指しているAPI連携とは2019年夏現在で

・Facebook(Instagram)
・Twitter
・LINE(LINE Ads Platform)
・Google Ads(Google広告、旧Google AdWords)
・DoubleClick for Publishers(DFP)
・Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
・スポンサードサーチ(YSS)

のことなので現行のソフトやアプリはほぼ網羅できる。Gmail・Slack・チャットワークに関しては開発会社による動作確認済み。また、CRMシステム内でのユーザー同士のチャット機能・スレッド機能もある。

料金体系もライト版なら一人月額1480円〜(登録は10ユーザーから無制限)と気軽に始められ、クラウド型のため初期費用ゼロ円もなので、導入のハードルが非常に低い。

③Sales Force Assistance(セールスフォース アシスタント)

https://www.salesforce-assistant.com/ 
●オンプレミス型
●無料30日トライアルあり
●料金:初期設定時に30万円(5ユーザーライセンスごと)月額なし
●対応デバイス:システム設定時に自在に選択・設定が可能
●連携アプリ:自社システムと自在に連携・設定が可能
●特徴:営業支援ツールの最大手セールスフォースのAI搭載型。顧客情報をダムのように貯め、営業・販促活動などの経営コンサル提案をしてくれる。
●おススメタイプ:顧客管理に少し攻めの営業管理が欲しい企業。

オンプレミス型(自社コンピューターにインストールして使うタイプ)。同名クラウド型との違いは、自社システムの中にCRMシステムを構築をするためセキュリティが堅牢であり、社内システムとの連携もスムースなこと。ただし設定・管理者としてSEが最低一人は必要になります。

セールスフォースはもともと営業支援ツールなのですが、その中にデフォルトでCRMシステムが含まれています。本システムには、この営業支援と顧客管理の機能に対して人工知能・AIアシスタントが搭載されており、顧客情報などが溜まっていくと、入力されたスケジュールや商談予定に対して自動的にAIアシスタントが顧客管理・商談管理・案件管理・クレーム管理・訪問計画管理などに必要な情報や戦略を、蓄積された過去情報から探し出して毎朝一回、提案をしてくれます。

膨大な情報から検索する、自分の脳内記憶から引っ張り出すなどの作業を全て秘書のように代わりにやってくれますので、大変に頼もしい相棒となります。情報量が増えるほど、より顧客に対して個別で適切な対応ができるようになります。

料金は初期費用を含めて5名で30万円〜と割高に感じますが、一旦設置してしまうと、その後はお金がかかりません。クラウド型同様のサブスクリプションとして計算すると月額5,000円程度・5年使ったら月額600円程度ですので、セキュリティ面や、自社システムに即したカスタマイズ性の高さなどを考えると、決して高額というわけでもありません。料金表はこちら

【無料版】

システム名 特徴 契約アカウント数
①Hubspot マーケティング・販促特化型。中小企業向け 無制限
②Ambasaodor Relation Tools アンバサダーマーケティング特化型。 無制限
③Fullfree 顧客管理特化型。電話連動システム(CTI)により着信画面に顧客情報表示が可能。 無制限

①Hubspot

https://www.hubspot.jp/
●永遠に無料で使える
●クラウド型のみ
●契約アカウント数:無制限
●登録顧客総数:10万人
●対応デバイス:PC・スマートフォン・タブレット端末
●連携ソフト:Google・Office365・Gmail、G Suite、Outlook・Slack・電話連携・動画など多数
●特徴:マーケティング・販促特化型。
●おススメタイプ:マーケティングを強くしたい中小企業向け

中小企業向けインバウンドマーケティング・プラン機能付きの顧客管理システムで、この分野では世界的なパイオニアです。登録顧客件数は10万人と大手企業並みでありながら契約アカウントの人数制限がなく、バックアップ機能も無料。

無料のままでも顧客管理に必要な周辺機能が標準装備で多種多彩に揃っており、中小規模の会社であれば、これ1つで社内業務のオペレーション機能が全て揃ってしまいます。

本システムを使用して行ったメール・電話・SNSなどのコミュニケーションツールなどの顧客との全てのやり取りが自動保存されます。それらの情報を元に、自動化されたメールキャンペーンやアンケートなどのインバウンドマーケティング施策への反応をさらに蓄積し、総合的な情報を基づいて優良顧客の自動絞り込みをしてくれます。

アップグレード版(有料)の機能を使いたい場合は、その機能が必要な人だけがアップグレードをして使用できる機能を権限ごと分けることができるので、コストが最小限で済みます。もちろん、ずっと無料版のままでもかなりの機能が使い続けられます。

②Ambasaodor Relation Tools(ART)

https://amb-r-t.jp/
●永遠に無料で使える
●契約アカウント数:無制限
●登録顧客総数:10,000人まで無料
●クラウド型が無料・オンプレミス型もあり(有料)
●対応デバイス:PC・スマートフォン・タブレット端末・一部ガラケー
●連携ソフト:Facebook・ECcube
●特徴:アンバサダーマーケティング特化型。
●おススメタイプ:顧客の中からインフルエンサー・オピニオンリーダーのような人を育てるマーケティングをしたい企業向け。マーケティングを強化したい企業。

普通の顧客管理システムにアンバサダー・マーケティングに特化した機能が付いているCRMです。アンバサダーとは自社商品のファンのことで、ファンの立ち位置で自発的に商品をSNSやブログで口コミしてくれる人のこと指します。本CRMシステムは、このようなユーザーを自社の顧客リストから見つけ出し、活用するのに向いています。

例えば、購入履歴のある顧客に対し、定期的にアンケートや季節の挨拶メールを自動送信します。この定期メールやアンケートに対する顧客のリアクション(URL遷移先に行ってくれる・アンケートやコメント書き込み・Twitter発信にに協力してくれるなど)を元にマーケティングデータを蓄積し、アンバサダーとなる可能性の高い顧客を特定してランク付けをしていきます。

その後、ランク別にさらに効果の高いマーケティング施策をします。例えば、高ランクのアンバサダーに対しては新商品発表会にご招待、中ランクのアンバサダーにはサンプルを送付してSNSで発信を期待するなど、それ以外のアンバサダーには大規模なイベントへの割引券を配布し、TwitterやInstagramでのアップがあれば入場無料など、

今まで外部委託やある程度の規模のチームが必要だったマーケティング作業を、社内または営業部内だけで完結することができます。

ある程度グループ化したアンバサダー達から発信された自社製品のSNSレビューなどを管理する機能もあり、効果的で戦略的なアンバサダーマーケティングができる顧客管理が可能です。もちろん、このような機能を使うタイミングがない時期は、普通の顧客管理システムとして使用します。

*オンプレミス型もあります。有料です。登録顧客総数は10万人。詳細は個別申し込みになりますので、無料版をインストールしてお試しいただいた後、オンプレミス型にするのであればこちらから個別見積もりをしましょう。

③Fullfree

https://www.fullfree.jp/
●永遠に無料で使える
●契約アカウント数:無制限
●顧客登録数:3,000件まで無料
●クラウド型が無料 オンプレミス型は有料版
●対応デバイス:PC・スマートフォン・
●連携ソフト:Gmail・Office365・Outlook・Excel・電話
●特徴:顧客管理特化型。電話連動システムが標準装備
●おススメタイプ:電話の多い企業向け。

マイクロソフト社のエクセルやアクセスとよく似た管理画面で使いやすい。一番の特徴は、電話がかかってきた時、管理データから顧客情報をポップアップ表示してくれるCTIシステムが無料版から標準装備されていることです。着信履歴にも顧客管理データに紐付けされた全ての情報が表示されるので、折り返し電話のために調べ物をする必要がなくなり、電話が多い企業では大活躍します。

顧客情報に紐付けされた購入履歴・対応履歴一覧は1画面で管理でき、この顧客リストから宛名印刷・はがき印刷・請求書作成もカスタマイズが可能です。

現在、Fullfreeでは無料版でも下記のようなカスタマイズが可能で、顧客管理以外にも幅広い用途に使えます。カスタマイズ費用は無料、しかも、増えた各機能は全て「使う・使わない」を選択することができます。

●着信ポップアップ項目をカスタマイズ
●ポップアップからの操作内容(予約、注文など)カスタマイズ
●顧客情報や関連情報(予約、注文)カスタマイズ
●着信履歴のカスタマイズ(着信一覧に顧客名以外にも自由に情報表示)
●検索対象の電話番号項目は自由に設定可能(複数可)
●検索対象電話番号が重複可能
●複数のパソコン・複数の電話番号・複数の店舗に対応できる
●他システム(Webシステム、Access、など)との連携可能
●連携システムへの番号通知タイミングは自動・手動(組み合わせも)可能

カスタマイズの提案をすると積極的に取り上げてくれますますので、使いたい機能がある場合は打診してみましょう。バックアップは無料版でもデータベース20個分のバックアップ機能があります。

有料版ではオンプレミス型にできる他に、
・顧客登録件数が3,000件から10万件へと上がる
・着信時のCTI表示の上限がなくなる

など、自由度が上がります。ただし、このシステムでのオンプレミスとは、オンプレミス時には社内システム1台だけで使用し、共有する場合はクラウドを使用しますので、完全独立したオンプレミスというわけではありません。

5.CRMシステム導入における3つの注意点

CRMシステム導入における3つの注意点

ここでは、CRMシステムを導入する際に注意するべき点を3つ、あげてみました。

①管理者とサポート要員が必要

導入の体制として、CRMシステム導入をサポートする人員またはチームが必要です。CRMシステムの提供会社でもサポートはあるのですが、基本メールかチャットでの対応のみで、それも半日〜丸一日近く放置されることもしばしばあり、その間、現場は作業が止まってしまいます。

CRMシステムを導入する場合は、導入した部署の全員がCRMシステムの素人であることを前提のマニュアル作りや、段階的な使い方レクチャーなどが必要になります。

また、導入後は最低でも一人はCRMシステムのサポート担当者・権限管理者が社内で必要になるので、人的リソースの確保も必要です。

②社員の理解・協力が必要

関係部署やメンバーへの理解と協力要請が必要なのがCRMシステム導入です。できれば、関係部署やメンバーに対して、事前にCRMシステム導入のためのセミナーなどを開き、理解を深めてから協力を仰ぎましょう。

理由は、多くの場合、今までの仕組みのままでも顧客管理そのものはできており、業務全体に支障があるわけではないからです。CRMシステムをよく理解しない人にとっては、ただ単に「既存の慣れたやり方から、面倒臭い作業を増やされただけ」に見え、新しいものを使うことに心理的な抵抗があります。CRMシステムを導入することによって関係者全員が得られるメリット

●ただの顧客リストが資産になる
●顧客が見える化する
●営業力がアップして売り上げが伸びる

ことを理解して協力をしてもらわないと、せっかくCRMシステムが導入されても、やり慣れた既存システムに戻ってしまい、いつまでたってもCRMシステム本来のメリットを享受することができません。特に、カスタマー情報を取り扱う部署と、営業マンたちへの協力要請は必須になります。

また、どれほど簡単な画面のものを選んだつもりでも、新しく使う機械というのは慣れるまではストレスがかかります。特に、通常業務を期日までに進捗しつつ、新しいシステムへと切り替えてもらうわけですから、現場の業務負担が倍になります。

このような心理的・体力的な負担をかけることを前提に、困ったこと・わからないことがあった場合に即座に対応できるマニュアル作り・レクチャーの準備・個別対応の準備が必要になります。

③関連部署とのシステム連携

企業の大きさにもよるのですが、顧客情報を取り扱う関連部署(カスタマーサービス・経理・販促・営業・ほか)に、使っているシステムの互換性があるかを確認する必要があります。

なぜなら、各部署が独自のシステムで顧客管理をしている場合、1つの部署だけで新しいCRMシステムを導入しても、情報の共有化は進みません。

結局、必要な顧客情報を出す時に開けなければならないソフトが社内に一個増えただけ、という結果になることもありうるからです。また、このようなことになった場合は、全社の顧客情報を統一して更新するため、定期的な情報メンテナンスが必要になり、そのためのシステム管理の人材が必要になります。

もし、1つのCRMシステムで複数の部署の顧客管理を網羅できる可能性がある場合は、複数部署・全社などで統一したCRMシステムに切り替えた方が、長い目で見た時に大幅なコスト削減が可能な場合もあります。スタート時点では単体の部署で使うつもりだったとしても、関連部署に打診はしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
CRMシステムは顧客情報をより適切に管理・活用することができ、最終的には企業の売り上げに大きく貢献することがわかっていただけたと思います。

自社の抱える問題をクリアできそうなCRMシステムが見つかったら、ダウンロードをしてじっくりとトライアルをしてみることをお勧めします。

横溝 龍太郎 レッドフォックス株式会社 COO

この記事の監修者

横溝 龍太郎 レッドフォックス株式会社 COO

ヤマハ発動機株式会社においてブランドマネジメント、マーケティング、新規事業構築、事業企画、役員秘書などに携わる。『パスクル』プロジェクトリーダーとして、グッドデザイン賞受賞、シェア50%達成に貢献。    2016年にレッドフォックス入社。マーケティング、PRの責任者。 2018年に取締役COO就任。 グロービス経営大学院修了(MBA)成績優秀者(TOP5%)。

併せて読みたい

顧客管理はこれで万全!クラウド型CRMのメリット・選び方・CRM5選
顧客管理はこれで万全!クラウド型CRMのメリット・選び方・CRM5選
CRMツールの基本8機能・導入目的別3タイプ・3大効果とおすすめ6選
CRMツールの基本8機能・導入目的別3タイプ・3大効果とおすすめ6選
新規CTA
新規CTA

ご不明な点はお問い合わせください

0120-61-7799

お問い合わせ