cyzen(サイゼン) | 現場で成果が出るCRM/SFA

何を選べばいい?車両管理者から見た「商用車向けテレマティクスサービス」

2016年11月10日 TAGS :

この記事では、商用車向けの自動車のテレマティクスサービスについて解説する。テレマティクス(Telematics)とは、「テレコミュニケーション(Telecommunication=通信)」と「インフォマティクス(Informatics=情報工学)」を組み合わせた造語である。

会社所有の商用車の管理は車両を数百台、数千台規模で持つ企業にとって経営課題の一つである。これらの課題の解決策の一つとして近年ではテレマティクスサービスが普及している。

この記事では商用車向けのテレマティクスサービスの全体像の把握と商用車管理、動態管理サービス、クラウドサービス等についての特長を考察する。

1.課題

企業が所有する車両は、営業マンの顧客訪問用途や物流、配送用途など様々である。一般的に商用車管理における課題は、主に2点ある。

第1に配送エリアや営業エリアにおける商用車のルートの効率化、最適化の課題である。これには燃料費など車両運用コストが課題となる。またドライバーの現在位置情報が分らないため、追加配送などで非効率が発生している等の課題が含まれる。
第2に交通事故である。物損事故などにより、修理代金、配送の遅れ、自動車保険金額の向上などを引き起こすため、影響度が大きい。

従来第1の課題に対し企業では、配送ルートの効率化のため配送計画を綿密に行うことで対応してきた。また第2の課題に対しては、講習などを通じて、営業担当者や配送ドライバーに対する安全運転の指導・教育等を行っていた。

これらの施策に加えて更なる配送の効率化や事故削減策として近年注目されているのがテレマティクスサービスである。

2.テレマティクス市場について

テレマティクスサービスとは、自動車など移動体に関する情報を、通信・ITインフラを活用することで提供が可能となる一連のサービスを指す。

表.1

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-10-11-15-52

なお日本におけるテレマティクスは、カーナビゲーションシステム(カーナビ)の付加価値機能として、乗用車メーカー独自のサービスが1998年に始まったことに端を発している。

近年は自動運転技術やIoTに対する関心の高まりから定義をさらに広く取ってConnected Vehicleという単語が使われることも多い。自動車、およびドライバーの情報を活用するという意味で関連市場はカーリース、保険、モバイルアプリなど多岐にわたる。

主な製品を説明する。

【デジタル運行記録計(デジタコ)】

自動車に搭載される運行記録計器である。主な機能は運行時間中の走行速度などの変化をグラフで確認することであり、結果として車両の運行状況、稼働状況の把握に役立てることができる。

平成26年12月1日に「貨物自動車運送事業輸送安全規則(国土交通省令)」が改正・公布され、従来から運行記録計(タコグラフ)の装着が義務付けられていた車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上の事業用トラックに加え、車両総重量7トン以上または最大積載量4トン以上の事業用トラックについても、運行記録計(タコグラフ)の装着が義務付けされた。

【ドライブレコーダー(イベントデータレコーダー)】

ドライブレコーダーは、万が一の事故の際、映像データやGPSデータなどにより事故前後の客観的な車両の情報を記録することができる装置である。

【OBD(On-board diagnostics)】

OBDは、自動車に搭載されるコンピュータ(ECU)が行う自己故障診断である。OBDが故障診断をした際は、ドライバーへのアラートやその内容の故障コードを記録する。OBD2では、故障コード等が整備され通信規格が定められた。

【スマートフォンでの管理】

スマートフォンのGPS機能を使って走行状況の把握ができる。スマートフォンのGPS機能を用いて走行状況を把握し、web画面から車両の走行状況をリアルタイムで確認。

急発進、急停止などの場合のアラート機能や、走行距離、危険運転発生地点の表示等で車両の安全走行を支援する。

このように様々なソリューションが登場している背景から、動態管理システム、業務用スマートフォンの普及によって、商用車向けのテレマティクス端末市場は高い成長が見込まれている。

表.2

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-10-11-06-15

※出典:矢野経済研究所(2014年)

市場の拡大は、政府の業務車両に対するドライブレコーダー・デジタコの費用補助・規制(2015年より新車への装着義務化)が市場全体の成長のドライバーとなっている。

一方でデータから見て取れるのは、ハードウェア単体で見た成長率は高くなく、ITインフラとの組み合わせでデータを活用することに対するニーズが大きいということである。

市場規模として、2016年から2030年までの商用車向けテレマティクス端末市場の規模の推移を予測では、2025年には1,000億円市場に達する見込みである。(矢野経済研究所2010年)

3.車両管理者のニーズ

テレマ端末は、本来車両管理者に対する別個のニーズをターゲットとした商品であるが、機能の進化に伴いその境界線がなくなってきている。

ドラレコ・デジタコの機能を統合した複合端末が登場する一方で、スマートフォン・OBDなど代替端末への置き換えも潜在ニーズとして存在する。データを活用するという意味では、これら端末に接続するITシステムの重要度も極めて高い。サービスを提供する主体がユーザーのどのレベルのニーズにフォーカスするかによって、サービスの機能が変わってくる傾向にある。

表.4

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-10-12-50-47

4.スマートフォン活用のテレマティクスサービス

従来は車載埋込み型のテレマティクス・ソリューションの普及と拡大が中心となって拡大してきたが、近年のスマートフォンの普及によって、スマートフォンのGPS機能をもとにした安全走行支援のクラウドサービスを利用する企業が増えている。

従って今後はスマートフォンを活用したテレマティクス・ソリューションのシェアが大きくなっていくだろう。
スマートフォンを活用したテレマティクス・ソリューションの主な利用メリットとしては3点ある。

第1に導入の手軽さという点がある。端的に言えば車載器を車両に取り付ける手間が無い。

第2にコストのメリットだ。ドラレコ、デジタコ、OBD2等に比較して車載器の導入が必要無い。第3に管理者は、web画面から車両の状況をリアルタイムに把握できるので、危険運転の指導、ディスパッチ作業や、急なルート変更などの指示をすることに役立つ。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-10-14-41-27

また車ごとではなく、スマートフォンを持つユーザーごとに情報を把握できるということもメリットである。法人営業で営業マンが出張先でレンタカーを借りた場合でも、走行管理が可能である。あるいはクラウドサービスによっては、電子報告書機能を活用し業務報告、日報業務の簡略化に役立つ。

5.まとめ

商用車のテレマティクスサービスについてみてきたが如何であっただろうか。テレマティクスサービスは各社様々なサービス、機能を有しているので会社の課題にあったサービスを検討されることをお勧めする。その中で今後もスマートフォンを活用したテレマティクス・ソリューションの拡大に注目したい。

※参考:cyzen安全走行支援機能

https://www.cyzen.cloud/feature

導入についてのギモン、おこたえします。

お気軽にご連絡ください
cyzenチームがあなたのビジネスをサポートします。

お電話でのお問い合わせ

導入に関するお問い合わせ

0120-61-7799

カスタマーサポート(サポートページはこちら)

03-5341-4430
平日 9:00-12:00 / 13:00-17:00(土日・祝日・年末年始除く)

オフィシャル販売パートナー

まずは14日間
無料トライアル