ニュース|cyzen(サイゼン) スマホで簡単に使える営業活動管理アプリ

退勤後の社員へ業務連絡することを禁止できる内線通話機能を開発

作成者: 林田紗季|2021年10月20日(水)

テレワーク普及で深刻化するプライベートの浸食防止
社員の“つながらない権利”を守る

業務の見える化で新しい働き方を作るスマートフォンアプリ「cyzen(サイゼン)」の新機能、退勤後の社員へ業務連絡することを禁止できる内線通話機能を新たに開発し、レッドフォックス の独自技術として特許申請を行いました。なお、本機能は11月末より提供開始予定です。


▲「cyzen」アプリ、内線機能画面

■開発の背景

新型コロナウイルスの影響でテレワークが推進され、在宅勤務や直行直帰など、自由な働き方が可能となる一方、労働時間の増加やサービス残業の発生など、働き過ぎてしまう人が多く「テレワーク疲れ」や「燃え尽き症候群」問題が深刻化し始めています。

テレワーク下では仕事とプライベートの境界があいまいになりやすく、勤務時間外であっても、業務連絡が電話やメールで入れば対応してしまうといった実態があります。対応する1件あたりは数分程度でも日常化することで、過重労働やパワハラ・セクハラ問題にもつながりかねません。
このような事態は世界的な問題となっており、フランスでは業務時間外の連絡を禁止する「つながらない権利」を法制化し、日本では弁護団体から立法の提言がされています。
以上の背景を踏まえ、レッドフォックス は、「cyzen」に退勤後の社員へ業務連絡することを禁止できる内線通話機能を新たに開発し、提供開始するに至りました。

 

本機能は「cyzen」のアプリ間で内線通話が可能になる機能ですが、登録された勤怠情報に基づき、退勤後の社員に対しては電話やチャットで連絡を取れなくする設定ができるため、物理的に勤務時間外における社内連絡の発生を防げます。 これにより本機能を導入した企業は、退勤後の社員に対して業務上の連絡をとることを禁止できるため、社員の「つながらない権利」を守ることが可能となります。また、通話記録を管理できるため、ハラスメント対策も可能です。なお本機能はレッドフォックスの独自技術として特許申請を行いました。

■今後の展開

「cyzen」導入企業への新機能の利用促進を行います。また、労務管理向けの支援や提案を強化し、年内新たに100社への導入を目指します。

■【新機能】退勤後の社員へ業務連絡することを禁止できる
 内線通話機能について


提供開始日:11月末
利用料金:月額35,000円(10ID)〜※cyzen基本機能含む


《cyzen開発部長 コメント》
この新しい仕組みは、社員のプライベートを守ることに効果的ですが、同時に企業の労務管理に対しても有効なソリューションであると考えています。テレワークで組織全体の動きが見えづらくなった昨今、それに対応した労務管理のあり方やツールの模索が続けられているのではないでしょうか。
「新しい生活様式」の中での労務リスクの低減、労務管理体制作りを支えるソリューションとして提案できると考えています。

■「cyzen(サイゼン)」について

出勤管理や報告書作成、顧客情報や設計情報閲覧などスマートフォンだけで業務を完結する働き方改革アプリです。
導入した企業は、設備メンテナンス担当者や営業担当者など外回りを必要とする従業員の出退勤情報や位置情報など外出記録をスマホアプリで収集・分析し、より効率的な働き方を検討することが可能です。

また、従業員は社内外でスマートフォンから出退勤管理や業務報告書の作成、顧客情報の閲覧が可能となります。
報告書は、音声入力や写真画像で簡単に作成することができるため、勤務中にPC作業の機会が少ない建築・土木や製造、小売・流通、サービス業などの現場業務に従事する「ノンデスクワーカー」にも好評です。