警備業務において、現場の管理・出退勤の記録・スケジュール調整など、日々の業務には多くの手間がかかっています。こうした業務の非効率さを解消する手段として注目されているのが「警備員管理アプリ」です。
この記事では、警備員管理アプリがどのように警備現場の業務を効率化し、現場の安全性と生産性を高めるのかをご紹介します。
1.セキュリティ業界でよくある課題
警備業務には独自の管理体制や運用フローが存在しますが、現場で働くスタッフや管理者が直面している課題は以下のようなものが挙げられます。
- ・出退勤の記録を紙で行っているため、手間がかかる
- ・巡回ルートやスタッフの位置情報がリアルタイムで把握できない
- ・緊急時の連絡や指示伝達に時間がかかる
- ・報告書の作成・提出が煩雑で現場の負担になっている
これらの課題は業務の非効率化を招くだけでなく、スタッフのストレスや現場の対応力低下にもつながるため、早急な改善が求められます。
2. 警備員管理アプリで解決できること

警備員管理アプリ導入でできることを、警備業界の業務効率化に特化したアプリ「cyzen」を例にとって解説します。
スマホアプリなので、iOSかAndroidに対応したスマホ、タブレットがあればすぐ使い出せるのが特徴。
消費者向けアプリと同じような使い勝手で使うことができます。
①警備員の現在地と業務ステータスをリアルタイムに共有
cyzenがダウンロードされたスマホアプリを持ち歩くだけで、現場の警備員の「現在地」と「業務ステータス(待機中、移動中、対応中など)」がリアルタイムに共有できます。
これにより、緊急通報に対応可能な警備員を瞬時に割り出し、現地に向かわせることができます。 緊急通報対応のスピードも向上し、顧客満足度の向上も望めるでしょう。
特定の場所から〇m以内にいるユーザー、という形で絞り込みも可能です。
②顧客情報をスマホから参照
cyzenは他のファイルストレージサービスとも連携することができ、セキュアな環境で顧客情報の閲覧が可能です。
紙の書類を持ち歩く必要がないので、顧客情報の紛失リスクがありません。
③巡回報告をアプリから簡単に作成(写真付き)
スマホのタップ操作だけで報告作成が完了します。 写真もつけることが可能なので、巡回報告の作成が簡単です。
会社に帰って紙の報告書を作る必要はありませんね。
④勤怠・スケジュールの一括管理
打刻・勤怠管理機能により、メンバーの勤務状況、残業時間を一目で把握できます。当月誰がどの程度稼働しているか把握することで、早期の稼働抑制、タスク調整などが可能に。
またスケジュール管理機能によりリアルタイムに情報を共有することで、連携ミスを防ぐことができます。
3.警備員管理アプリの導入事例
東洋テック株式会社にcyzenが導入された事例が、HPで紹介されております。
"社内監視センター司令員から通報先に最も効率よくアクセスできる警備員や、ルートの的確な指示、出動中の状況も把握しながらサポートすることができる「cyzen」の導入は当社にとって画期的なことでした。
また警備員の「現在位置」が把握できることで通報を受けた監視センター司令員の応対も向上したと評価いただいています。警備は24時間体制なので、システムトラブルがなく、サーバーメンテナンスでシステムが一時停止することもない当サービスは信頼しています。"
詳しくはこちら
4.まとめ
いかがでしたか? 「cyzen」などの警備員管理アプリを導入すれば、
- ・緊急通報時の対応スピードの向上
- ・業務報告作成にかかる工数の削減
- ・顧客情報の紛失リスクの低減
- ・管理工数の削減と人手不足への対応
- ・働きやすい環境づくりによる離職率低下
など様々な効果があります。
これからの時代、こうしたツールを導入することは警備会社の競争力にも直結すると言えるでしょう。
警備、セキュリティビジネスの現場に携わっている方はぜひ自社に合った警備員管理アプリの導入を検討してみてください。