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Google マップの活用と顧客情報をマッピングするには
Googleマップは、ナビゲーションや位置検索に留まらず、ビジネスの現場でも非常に有用なツールです。特に、Googleマップの機能であるGoogle マイマップ(Google My Maps)を活用することで、顧客情報を地図上にマッピングし、営業やマーケティング業務をより効率的に進めることができます。
Googleマップの大きな利点は、ユーザーが任意の位置情報を簡単に視覚化できる点です。例えば、顧客の住所データや緯度・経度情報をインポートすることで、顧客の分布状況を一目で把握することが可能です。さらに、顧客ごとに色やアイコンをカスタマイズして表示することで、顧客のステータスや優先度を視覚的に管理でき、営業活動や訪問計画を戦略的に進めることができます。
特に外回りの営業担当者にとって、日頃から道順の確認にGoogleマップを活用している方は多いでしょうが、これに加えてGoogle マイマップを利用すれば、営業活動がさらに効率化されることでしょう。作成した地図はチームメンバーと簡単に共有でき、リアルタイムで情報を更新することも可能です。これにより、営業チーム全員が同じ地図上で最新の顧客情報を把握し、効率的な連携が図れます。
ここでは、Google マイマップを活用して地図に顧客情報をマッピングする具体的な手順をご紹介します。
1. 顧客リストの準備
Google マイマップに顧客情報を一件づつ登録できますが、一括で顧客情報をインポートをするのが効率的です。
必要なものは顧客の住所などが入ったデータです。対応しているファイル形式はExcel、CSV、Googleスプレッドシートなどです。Google スプレッドシートがお勧めです。。既存の顧客リストもそのままインポートも可能です。
データファイルには、顧客名、住所(または緯度経度)が必須です。それ以外に、電話番号、URL、案件ステータス(アポ前、進行中、訪問禁止、NGなど)といったビジネスに必要なテキスト情報もGoogleマップ上へ登録することが可能です項目名は自由ですが、今後は、顧客名、住所という項目を設定した前提で紹介します。
2.マイマップの作成
スマホでもパソコンでも作成可能です。顧客リストを利用する場合は、スマホよりパソコンの方がお勧めです。
下記のURLよりGoogleマイマップのページにアクセスします。*Googleマイマップの利用にはGoogleアカウントが必要です。
https://www.google.com/maps/d
右上の「新しい地図を作成」ボタンをクリックします。
「無題の地図」という名前で新規のマイマップが作成されます。同時に、「無題のエリア」というエリアも作成されます。マイマップ、エリアの名称を変更しましょう。
このマップにピンを配置したり経路や線を描画したりすることで、オリジナル地図が作成できます。
3. マップに顧客情報を登録
マッピングしたい顧客情報をGoogle マイマップにインポートしましょう。
エリアの下にある「インポート」ボタンをクリックし、アップロードします(Googleスプレッドシートを使用する場合は、Googleドライブのタブからスプレッドシートを選択します)。
データファイルをアップロードすると、「目印を配置する列の選択」が表示されます。ここでは「住所」を選択し、「続行」をクリックします。次に、「マーカーのタイトルとして使用する列」を選択する画面が表示されます。今回は顧客名を指定します。
データを一括でインポートすると、ピンの色はデフォルトで青色に設定されます。しかし、デフォルトの青いピンはGoogleマップ上で目立ちにくいため、エリアごとにピンの色を変更することをお勧めします。
以上の手順で、Excelやスプレッドシートで管理していた顧客リストをGoogle マイマップ上にマッピングすることができます。
Google マイマップの機能について
Google マイマップを使えば、顧客の位置情報をマッピングするだけでなく、法人営業などのビジネスで様々な便利な機能が使えます。
顧客情報のマッピングと可視化
顧客を表すピンの色やアイコンを変更できます。顧客の重要度やランクなどが一目で分かり、訪問活動の効率が向上します。顧客ごとの重要度やステータスを色分けやアイコンで表示できます。これにより、訪問計画や営業戦略の立案が容易になり、優先すべき顧客を直感的に管理可能です。
カスタムマップ(地図)の共有機能
作成した地図をチームメンバーと共有し、リアルタイムでの情報更新が可能です。最新の顧客情報やプロジェクトや営業の進行状況を共有でき、チーム全体での円滑な連携が図れます。また、訪問禁止の顧客などの情報も共有されるために、特商法への対応も可能です。
特商法対策の詳細はこちら
複数の地図作成と管理
複数の地図を作成できるため、エリア別やプロジェクト別、顧客ランク別に地図を分けて管理できます。これにより、戦略的に地図を使い分けながら、ビジネスに応じた情報管理が可能です。
Google マイマップの活用ポイント
Google マイマップでは、下記のように地図と顧客を可視化することで様々なビジネスの活用が可能です。無料で利用できるので、比較的簡単に始めることが可能です。
顧客管理と営業活動の最適化
Google マイマップを利用すると、顧客の住所や緯度・経度データを地図上にマッピングし、顧客の分布や営業エリアを視覚的に把握することができます。顧客のステータスや優先度を色やアイコンでカスタマイズすることで、営業チームが訪問すべき顧客を簡単に特定し、効率的な訪問計画を立てることが可能です。
デスクレスワーカーや外回り営業のサポート
外回り営業などのデスクレスワーカーにとって、地図上に顧客や現場の位置情報を示すことは、日々の業務効率化に繋がります。訪問先の順番を計画したり、最適なルートを事前に確認することで、移動時間を短縮し、顧客との接触回数を増やすことが可能になります。
プロジェクト管理とエリアマネジメント
オリジナル地図を活用して、各エリアで進行中のプロジェクトや現場を視覚的に管理することも可能です。地図上に進捗状況や担当者の情報を表示することで、リアルタイムのプロジェクト管理が実現し、チーム全体での連携が円滑になります。また、エリアごとの営業活動の成果を分析し、次のアクションに活かすことができます。
Goolge マイマップの活用の注意点
マイマップの活用には下記の注意点があります。
データは手動更新
データの自動更新がないため、情報変更時には手動で更新が必要です。
インポートデータの制限
最大2,000行の制限があるため、大規模データには不向きです。
CRM機能の不足
顧客情報の詳細な管理はできず、CRMツールとの併用が必要です。
営業のリアルタイム追跡不可
固定データの表示に適しているが、営業のリアルタイムの位置追跡はできません。ピンや色わけのカスタマイズの手間マーカーの色やアイコン変更は手動で行うため、データ量が多い場合は手間がかかります。管理そのものがストレスになる可能性があります。
共有設定に注意
チームで共有する際は、権限設定に注意してデータの誤編集を防ぐことが重要です。
データのセキュリティ配慮
顧客情報の取り扱いに際して、共有範囲を適切に設定し、セキュリティに配慮する必要があります。
以上のように、2~3名で短期間な案件やプロジェクトには向いています。長期的な案件の場合や、データ数が2000件を超える場合は、管理が非常に大変になります。2,000件以上の顧客情報を管理して、営業活動を行う場合は、オリジナルマップ、顧客管理と営業行動管理ができるサービスの利用も検討しましょう。
cyzenのオリジナル地図作成で新規開拓!
cyzenの概要と特徴
cyzenは、訪問営業やデスクレスワーカーの効率化を実現するモバイルCRM(顧客関係管理)ツールであり、現場業務をスマートに管理するための強力なサポートを提供します。特に、独自のマップ機能を活用することで、営業担当者は日々の訪問計画や顧客管理を直感的かつ効率的に行うことができ、営業活動の生産性を飛躍的に向上させることが可能です。
オリジナル顧客マップ作成
cyzenのオリジナルマップ作成機能を利用すれば、顧客の住所や位置情報を地図上に簡単にマッピングできます。これにより、営業担当者は訪問すべき顧客の場所を直感的に把握し、効率的な訪問ルートを計画することができます。また、スポットタグというピンを自由にカスタマイズすることができ、2,000件のデータ上限も存在しません。
リアルタイム活動記録
cyzenの地図はリアルタイムで更新されるため、チーム全員が最新の顧客情報を共有できます。新規の顧客追加や情報変更が即座に反映されるため、常に最新の情報に基づいた営業活動が可能です。さらに、訪問先とチームメンバーの行動や位置情報もリアルタイムで共有できるため、効果的なコミュニケーションを図りながら、適切な判断を下すことができます。
日報・報告書作成
この機能を活用することで、外回り営業や現場業務の効率化に大きく貢献します。現場の状況や活動内容をリアルタイムで報告し、管理者やチームメンバーと情報を即時に共有することが可能となります。
■cyzenの機能一覧はこちらから
cyzen を活用して訪問効率化した事例
神奈川県を拠点とするアルファエネフォーメーション株式会社は、営業アウトソーシング事業や情報通信事業、訪問営業を展開している企業です。同社はGoogle マイマップからcyzenへの移行を実施し、その結果、業務効率と透明性を大幅に向上させることに成功しました。Googleマップや他のツールをcyzenに統合することで、工数を劇的に削減し、管理体制を強化。これにより、顧客との信頼関係も一層深まりました。
詳しい事例についてはこちらをご覧ください。