顧客管理アプリ(CRM)の選び方|業種別おすすめツールを紹介

「エクセルで管理していた顧客データでは対応しきれなくなってきた!」
「パソコンで使う難しいシステムじゃなく、アプリで簡単に使えるものが欲しい!」
「無料で使える顧客管理アプリはあるのだろうか?」

自分のにぴったりなクラウドの顧客管理アプリがあれば、面倒な顧客管理やいくつものソフトを併用して使う煩わしさから解放されます。
パソコンではなくアプリ版を選ぶことで、外勤の社員やPC操作が苦手な社員でも簡単に顧客管理を行うことができるでしょう。

そこで今回は、
・顧客管理アプリを選び方や、選ぶ際の3つのポイント
・特徴別のおすすめ顧客管理アプリ
をまとめました。

本編に行く前に、顧客管理について詳しく知りたい方は【顧客管理とは?行うメリットと利用ツール一覧のメリット・デメリット】をご覧ください。

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1.顧客管理アプリとは

顧客管理システム(CRM)とは?

顧客管理システム(CRM :Customer Relationship Management)とは、顧客情報の管理に特化したシステムを指します。

管理できる情報は名前・会社名や連絡先などの基本情報だけではなく、営業担当者の商談内容や接触履歴、顧客をセグメントして管理することができます。また、既存顧客と合わせて見込客の情報も一元管理することができます。

営業活動に関わる情報を一元管理し、だれでも簡単に閲覧できるようにするのが顧客管理システムの主な役割です。

顧客管理アプリを導入するメリット

・顧客情報の確認や入力が簡単にできる
顧客に最適化した提案やマーケティングができる
・顧客情報の属人化を解消できる

 

■顧客情報の確認や入力が簡単にできる

CRMを使用すると、外出先からでも顧客情報に簡単にアクセスができるため、移動時間や空き時間などを活用して効率的に顧客の情報を入手ができます。

またどこからでも情報入力ができるところも大きな魅力です。商談や電話対応で話した内容を忘れないうちに記録することで、正確な情報を残すことができます。

■顧客に最適化した提案ができる

顧客を管理することによって、それぞれの顧客に最適化したアプローチが出来るようになります。

細かい情報をCRMに蓄積することによって、顧客をある程度のカテゴリーに分類することができます。情報量が増えるにつれ、その分類はさらに細かくできます。
分類でできた属性から、営業における提案の最適な方法を事前に準備することができます。

また、マーケティングにおいてもCRMを活用できます。例えば見込み客向けにDMを送る際、送る相手それぞれに寄り添った文面を作成することにより、メール開封率や記載したリンクへの流入数の向上が見込まれます。

■顧客情報の属人化を解消できる

CRMを用いて顧客情報を共有することによって、情報の属人化を解消することができます。
属人化とは、特定の情報や進捗を個人のみが把握している状況のことを指し、非常にリスクのある状況です
。例えば、 担当者が退職や病欠などで会社にいない際、属人化してしまった情報の引継ぎは非常に困難になります。

顧客管理システムを使えば、顧客情報をすべての社員が同じレベルで認識でき、組織全体に情報共有ができます。その結果引継ぎがスムーズにできるため、柔軟に対応可能なチームを作ることができます。

顧客管理アプリの基本機能

顧客管理アプリに搭載されている基本的な機能は以下のものがあげられます。

・顧客情報の記録、分析
・名刺管理
・マーケティングキャンペーンの支援、管理
・Eメール配信、数値計測
・カスタマーサービス支援
など

より詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

顧客管理(CRM)とは?プロ推奨システム10選を解説!【2021年最新版】

2.自社業務にあった顧客管理アプリの選び方

世の中には様々な顧客管理アプリがありますが、それぞれ得意・不得意な機能が存在します。導入の際は、自社業務にあった顧客管理アプリを選ぶようにしましょう。

また、現在の課題が解決できるだけでなく、実際に使えるかどうか精査する必要があります。具体的には以下3点を事前に準備しつつ、顧客管理アプリを選ぶようにしましょう。

① 顧客情報を閲覧する目的や業務を明確にする
② 顧客情報はだれが入力するのかを明確にする
③ SFA・名刺管理システムなどツール連携の必要性を確認する

① 顧客情報を閲覧する目的や業務を明確にする

CRM導入の前に、自社でなぜ顧客管理アプリを導入したいのか、目的をしっかり把握しましょう。
導入目的から逆算して、顧客管理アプリに必要な機能を洗い出すことでツールの選定がスムーズに進みますね。

例:導入目的と顧客管理アプリに必要な機能

導入目的 必要な機能
外出先で過去の商談を確認したい 顧客別の商談履歴をアプリから確認する
顧客の場所を現地で簡単に把握したい 顧客情報のマッピング
顧客とのやり取りを記録したい メールや通話の履歴を自動で残す


このように、導入目的と必要な機能を明確にしておくことで、どのような顧客管理アプリを導入すればいいのかが分かります。

利用目的がぶれてしまうと、「なぜこれを使っているんだろう」という疑問をいだきながら運用をすることになり、しだいにそのシステムは使われなくなります。
また、「使っても使わなくても自由」という位置付けの機能を取り入れると、情報の質がまちまちになり、混乱の原因になりかねません。

最低限必要な機能を絞っておくことで、簡素な操作で十分になり、使いやすさが上がります。利用目的と機能選定は、可能な限り細かく明確にしておきましょう。

② 顧客情報はだれが入力するのかを明確にする

顧客管理ツールを導入する際には、利用想定しているユーザーは誰なのか、導入前にしっかり検討しておく必要があります。

入力する情報が多すぎる場合、記入漏れなどが発生する場合があります。また管理する側も情報を見逃してしまう可能性があります。必要以上の人員にツールを使わせるのはなるべく避け、必要に応じて権限レベルの設定を行うようにしましょう。

またツールを使う全体人数が変わると、導入するべきCRMの要件も変わります。営業部全員で使用するのか、チームメンバーのみの使用にとどめるのかを決めて導入を行うようにしましょう。

③ SFA・名刺管理システムなど、ツール連携の必要性を確認

顧客管理アプリを用いて営業活動をする際、SFAや名刺管理ツールとの連携が必要か確認しましょう。

複数のシステムを独立させて運用すると、それぞれのツールの使いやすさが下がる要因になります。CRM導入の際にツールを連携させ、一括で運用を行うことにより、顧客管理から営業活動までの効率が格段に変わります。

特に営業支援ツールや名刺管理ツールは連携するとより効率的に利用できます。ツール連携についても導入と同時に検討することをおすすめします。

3.クラウドの顧客管理アプリを選ぶときの4ポイント

クラウドの無料顧客管理アプリの選び方3ポイントとおすすめ5選
ここでは、クラウドの顧客管理アプリを選ぶときに重要なポイントを4つに絞って紹介します。

1.簡単でだれでも使えること
2.セキュリティ対策がされていること
3.設定変更が柔軟にしやすいこと
4.サポートサービスが充実していること

 

1.簡単で誰でも使えること

アプリ型の顧客管理システムを導入する場合、営業パーソンが外出先で手早く使えることが何よりも重要です。

システム導入を検討されている管理者の方は、複雑な連携機能や機能の豊富さで選びがちですが、いくら高機能なアプリでも、使い勝手が悪ければ現場社員がすぐに使わなくなるでしょう。

現場レイヤーでもマニュアルなしに簡単に使えるものが理想です。

画面の見た目(UI)と使い勝手ともにシンプルで、2−3度使ったら使い方が分かる程度に覚えやすいものがいいでしょう。
また、アプリの場合は動作速度も重要。外で読み込みが遅いアプリは立ち上げるのが億劫になり誰も使いたがりません。顧客管理アプリを導入する場合は動作の早いものを選びましょう。

2.セキュリティ対策がされていること

顧客管理アプリを選ぶ際のポイントとして、セキュリティ面は最も重要なポイントになります。

顧客管理アプリはお客様の個人情報を取り扱うツールです。もしアプリのセキュリティ対策に不備があり、登録していた顧客情報が漏洩してしまった場合、損害賠償請求が発生する可能性もあります。

CRMツールを提供している企業の中にはしっかりと対策を取っているものもありますので、セキュリティの高いアプリを導入するようにしましょう。

3.設定変更が柔軟にしやすいこと

アプリ型の顧客管理システムの導入を検討している場合、設定がしやすいかどうか確認することも重要です。

CRMアプリを利用していくと、最初に設定したフォーマットの不備や更新したい部分が出てきます。その際にすぐ簡単に設定の変ができないアプリの場合、そこから先の効率化は望めません。

自社内で容易に設定変更ができれば、状況や業務の変更に合わせて柔軟にフォーマットや運用方法の変更をすることができます。効率的にツールの利用を行いたい場合、設定の難易度も考慮する必要があります。

1-4.サポートサービスが充実していること

顧客管理アプリを利用する際、運営会社のサポートサービスの有無も確認するようにしましょう。

アプリを導入する際は、最初の慣れない時期の使い方に気を付ける必要があります。最初期に使いにくいと現場社員に思われてしまうと、段々と使われないようになってしまい、導入をした意味がなくなってしまいます。

アプリの運営会社の中には、導入時に勉強会やサポートを行う企業も存在します。
導入時に不安を感じる方はサポートの有無も検討をしたほうが良いでしょう。

また、利用を進めていく中でのカスタマーサービスが優れているかどうかについても合わせて検討しましょう。相談窓口や問い合わせ先が存在するかどうか、確認をしましょう。

この章では顧客管理アプリを選ぶときに重要なポイントを3つまとめました。次章より、おすすめの顧客管理アプリに絞って紹介いたします。

4.おすすめのクラウド顧客管理アプリ8選

クラウドの無料顧客管理アプリの選び方3ポイントとおすすめ5選

この章ではクラウドの顧客管理アプリを比較しています。

・無料で使えるおすすめの顧客管理アプリ
・不動産業界向けおすすめの顧客管理アプリ
・保険業界向けおすすめ顧客管理アプリ
・飲食店向けおすすめの顧客管理アプリ
・売上管理ができるおすすめ顧客管理アプリ
・iPhone/Android対応の顧客管理アプリ


それぞれのアプリに特徴があるので、自社に最適な顧客管理アプリを見つけましょう!

無料で使えるおすすめ顧客管理アプリ

■HubSpot

hubspot-mobile

https://www.hubspot.jp/products/mobile

HubSpotは中小企業向けマーケティング施策機能付きの顧客管理システムで、この分野では世界的パイオニアです。

顧客管理に関しては、メール・電話・SNSなどのコミュニケーションツールを通じて行った顧客との全てのやり取りが自動保存されます。これらの基本情報に加え、HPからの資料請求の履歴や、閲覧した自社HPの情報までも自動で取得することが出来ます。

無料版でも使い始められるのが特徴で、途中で有料版にアップグレードしたい場合、その機能が必要な人だけがアップグレードをし、有料版と無料版で利用できる機能・共有を権限ごと分けることができ、最小限の費用で利用することができます。

■cyzen フィールドワークの効率化に特化した顧客管理アプリ

cyzen_lp

https://www.cyzen.cloud/

cyzen(サイゼン)は、フィールドワークの効率化に特化した顧客管理アプリです。
大企業~中小企業、営業やメンテナンスなど様々なフィールドワークで業務効率化の実績があります

複雑な機能を搭載していない代わりに、シンプルで簡単な操作性を売りにしており、ITリテラシーがなくても現場がアプリをダウンロードするだけで使えることが特徴です。また30日間無料トライアルを行っており、期間中はほぼすべての機能を料金の支払いなく利用する事ができます。

ネイティブアプリのため動作速度も速く、使っていてストレスがないので現場に愛される顧客管理アプリです。

不動産業界向けおすすめ顧客アプリ

■nomad cloud

nomadcloud

https://lp.itandibb.com/crm/

「nomad cloud」は賃貸物件の仲介を行う不動産会社に特化した顧客管理アプリです。主に追客と呼ばれる、見込み客に物件情報を送付するなどの業務において重要な顧客管理機能に特化しています。

追客業務を自動化・効率化する機能はもちろんのほか、反響のあった顧客に対する囲い込みや、メッセージ機能でのやり取りなど、不動産業界向けの機能が多く存在します。

■cyzencyzen_01

https://www.cyzen.cloud/

先ほど紹介したcyzenですが、不動産業界(外回りや土地活用)に適した機能が多く搭載されたアプリになっています!

  • ・顧客情報を地図上にマッピング(新規、既存などのタグ分けが可能)
  • ・商談報告をスマホのタップ操作や音声入力のみで作成可能
  • ・過去の商談履歴を現地で確認できる
  • ・チャット機能があり、外勤と内勤のコミュニケーションが容易
  • ・GPS機能を活用し「誰が」「どこに」「いつ」訪問したかを全自動で取得


もともとPCで使うシステムではなく、ネイティブアプリとして開発されているので、端末の機能(音声入力やGPS)をフルに使えるのが強みです。

また実際に導入した企業からは「アプリに顧客情報が全て入っているので、紙の地図を持ち歩く必要がなくなった」との声も。実績のある顧客管理アプリです。

保険業界向けおすすめ顧客アプリ

■ZOHO コストパフォーマンスに優れるCRMアプリ

クラウドの無料顧客管理アプリの選び方3ポイントとおすすめ5選
https://www.zoho.com/jp/

顧客管理システムに必要なメール、チャット、SNS、電話などの機能と営業管理機能が1つになったオールインワン型の顧客管理アプリです。利用ユーザー数上限が3名と少ないものの、25000件までの顧客件数に対応できます。

ZOHOには営業特化のAIが搭載されているため、最も簡易なSFAツールとしても使えます。AIが営業マン一人ひとりの行動を営業記録から学習し、営業活動期間のどこで顧客接触をすべきか、どこで取引を成立させるべきかなどのベスト・タイミングを予測提案してくれる頼もしいツールに成長します。

営業に関わる作業としては、タスク管理・スケジュール管理、SNSからの見込客の獲得と管理、ファイルのバージョン管理などができます。
メールはメールアカウントそのものをZOHOと紐つけますので、このアプリから直接メールを受送信できるので、営業全般の作業フローをZOHOの中だけで完結させることができます。

飲食店向けおすすめの顧客管理アプリ

■TableCheck

Tablecheck

https://www.tablecheck.com/ja/join/

TableCheckは利用満足度No.1の飲食店予約・顧客管理システムです。顧客情報を複数のスタッフやレストランで共有できるため、常連客を正確に把握することができます、またPOS連携機能により、顧客ごとの消費傾向が分かり、個人に最適化した販促をすることができます。

■リザーブキーパー

reservekeeper

https://www.r-keeper.jp/

リザーブキーパーはテイクアウトやデリバリーといった予約注文をする飲食店向けの顧客管理アプリです。電話の着信と同時に顧客情報が表示されるため、予約履歴などを確認しながら電話対応をすることができます。

また自動で予約台帳に記録する機能や、メッセージを自動送信する機能なども搭載されているため、顧客に継続的に働きかけることができます。

売上管理ができるおすすめ顧客管理アプリ

■サイボウズoffice

cyboz

https://office.cybozu.co.jp/

サイボウズOfficeは様々な機能を持ったグループウェアです。顧客管理だけでなく、報告書管理や売上管理、ホームページ管理など、自社の業務に合わせて機能を選ぶことができます。

多数の機能があるうえ、1人当たり800円/月で利用可能という価格の安さも魅力的です。スマートフォン用のアプリもあり、iPhone・Androidのどちらにも対応しています。

iPhone/Android対応の顧客管理アプリ

■LIME 

クラウドの無料顧客管理アプリの選び方3ポイントとおすすめ5選
http://limehair.jp/

美容院などのサロンワークに特化した予約機能のついた顧客管理アプリです。PC版はなく、スマホアプリのみで利用可能のアプリとなっています。

サロンワーク用の無料アプリなので、美容室・ネイル、マッサージ、エステなどの美容・健康系のサロンであれば誰でも利用できます。予約機能は月5件までが無料です。1カルテに対し5枚までの画像登録ができますので、以前の紙カルテも画像で保存できます。

さらに詳しくCRM ツールを知りたい方は【顧客管理(CRM)とは?プロ推奨システム10選を解説!】をご覧ください。

5.まとめ

今回の記事の内容を改めてまとめます。

自社業務にあった顧客管理アプリを選ぶには、導入前に以下の3点を精査しましょう。

① 顧客情報を閲覧する目的や業務を明確にする
② 顧客情報はだれが入力するのかを明確にする
③ SFAや名刺管理システムなど、ツール連携の必要があるか確認する

 

顧客管理アプリを選ぶときに確認するべきポイントは、以下の4つです。

・使いやすさ
・セキュリティ
・設定のしやすさ
・サービスのサポートの有無


顧客管理システムは昔からありますが、クラウド化は割と近年に始まったものであり、しかもアプリ版ができてきたのはごく最近のことです。今まであった顧客管理クラウドの操作性の悪さや連携機能の少なさなどを改善した、クラウドの顧客管理アプリの良品が数多くありました

今回は、クラウドの顧客管理アプリの選び方のポイントを3つに絞ったものと、各社の特徴と合わせて紹介しました。

気になったアプリについては一度資料請求をして、操作性や自社で使用しているデバイスや他ソフトやツールとの相性をよく確かめてからお使いいただき、ビジネスで良い結果につながれば嬉しく思います!

横溝 龍太郎 レッドフォックス株式会社 代表取締役社長

この記事の監修者

横溝 龍太郎 レッドフォックス株式会社 代表取締役社長

ヤマハ発動機株式会社においてブランドマネジメント、マーケティング、新規事業構築、事業企画、役員秘書などに携わる。『パスクル』プロジェクトリーダーとして、グッドデザイン賞受賞、シェア50%達成に貢献。2016年にレッドフォックス入社、マーケティング・PRの責任者を務め、2018年に取締役COO就任。2022年4月に代表取締役社長就任。

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