【完全解説】メンテナンス業界の点検チェックリスト|項目とフォーマット

2023年09月30日(土) 横溝 竜太郎

【完全解説】メンテナンス業界の点検チェックリスト|項目とフォーマット

INDEX

メンテナンス業界は、建物、設備、機械、およびインフラストラクチャーの適切な機能と安全性を確保するために不可欠な役割を果たしています。この業界は、ビジネス、公共施設、交通機関、製造業、エネルギー分野など、さまざまな分野で活動しており、経済活動と社会的な生活に不可欠です。

この記事では、様々なメンテナンス業界における点検業務とチェックリストについて解説します。

紹介資料

3分でわかるcyzenのすべて

スマホで簡単に使える 営業活動管理アプリ

営業活動管理アプリの説明
資料を無料ダウンロード

メンテナンスと点検の違い

点検とは?

点検は、メンテナンスプロセスの重要な要素であり、設備や機械の健全性や性能を定期的に評価するプロセスです。

点検の主な目的は、問題や異常を早期に検出し、修理や保守作業を計画的に行うことです。以下に点検の基本的な要素について説明します。

メンテナンスと点検の違い

メンテナンス :
メンテナンスは、設備や機械の保守、修理、および更新を含む総合的なプロセスです。メンテナンスには点検が含まれますが、それだけでなく、修理や予防的な措置も含まれます。メンテナンスの目標は、設備や機械を正常な状態に保つことです。
点検 :
点検は、特定の時点で設備や機械の状態を評価するプロセスです。点検は、問題を早期に発見し、メンテナンス活動を計画するための情報を提供します。点検には視覚的なチェックやテスト、測定などが含まれます。点検の主な目的は問題の特定と予防です。

点検の種類

メンテナンスプロセスにおいて、異なる目的や頻度に応じてさまざまな点検の種類があります。以下では、主要な点検の種類について詳細に説明します。

1.予防点検

予防点検は、設備や機械の定期的な点検を行い、潜在的な問題や故障を予防するための点検プロセスです。予防点検は通常、計画的に実施され、定期的なスケジュールに従います。以下は予防点検の特徴です。

  • 目的 : 
    予防点検の主な目的は、設備や機械の健全性を維持し、予期せぬ故障やダウンタイムを防ぐことです。
  • 頻度 : 
    予防点検は、定期的に行われ、通常は年次、四半期、月次のスケジュールで実施されます。
  • 方法 : 
    予防点検では、視覚的な点検、テスト、測定、潜在的な問題の識別など、さまざまな方法が使用されます。
  • 報告 : 
    予防点検の結果は記録され、必要な修理や保守作業が計画されます。また、設備や機械の性能トレンドを監視するためのデータも収集されます。

2.定期点検

定期点検は、特定の設備や機械を規則的な間隔で点検するプロセスです。

この種の点検は、特に安全性や規制要件を満たすために必要な場合があります。以下は定期点検の特徴です。

  • 目的 : 
    定期点検の主な目的は、安全性の確保、法的規制の順守、および設備や機械の適切な機能を確保することです。
  • 頻度 : 
    定期点検は、規則的な間隔で実施され、法的規制や業界の基準に従います。
  • 方法 : 
    定期点検では、詳細な点検手順とチェックリストが使用され、特定の規則や基準に準拠するための詳細なプロセスが実施されます。
  • 報告 : 
    定期点検の結果は詳細に記録され、法的要件や業界の規制に従って報告されます。問題が特定された場合、適切な修理や対策が取られます。

3.緊急点検

緊急点検は、予期せぬトラブル、故障、または異常事態が発生した場合に実施される点検プロセスです。緊急点検は通常、予定外の問題に対応するために急いで行われます。以下は緊急点検の特徴です。

  • 目的 : 
    緊急点検の主な目的は、急な問題や危険な状況に対処し、被害を最小限に抑えることです。
  • 頻度 : 
    緊急点検は予定外の状況に対応するため、通常は予定された点検スケジュールに従いません。
  • 方法 : 
    緊急点検では、問題の特定と修理が優先されます。状況に応じて、設備や機械の安全性を確保するための対策が迅速に実施されます。
  • 報告 : 
    緊急点検の結果と行動は速やかに報告され、必要な修理や対策が実行されます。状況の深刻さに応じて、上級管理職や関係者への通知が行われることもあります。

これらの点検の種類は、設備や機械の適切な管理と維持において重要な役割を果たします。予防点検は問題を事前に特定し、定期点検は規制要件を満たし、緊急点検は突発的な問題に対処するのに役立ちます。

すべての点検プロセスは、設備や機械の安全性と効率性を確保するために組み合わせて使用されることが一般的です。

点検チェックリストの必要性

点検チェックリストは、メンテナンス業界において不可欠なツールの一つです。

チェックリストは、点検プロセスを効果的かつ効率的に実施し、設備や機械の健全性を確保するために重要です。以下に、点検チェックリストの必要性について詳しく説明します。

チェックリストの利点

確実な記録 :
チェックリストは点検の結果を確実に記録する手段です。データの正確な記録は、将来のメンテナンス計画や問題の追跡に役立ちます。
訓練と一貫性 :
チェックリストを使用することで、点検作業を実施するスタッフやチームに対して一貫性のあるトレーニングを提供できます。これにより、品質と効率が向上します。
問題の早期発見 :
チェックリストに従って点検を行うことで、問題や異常が早期に発見され、修理や保守が迅速に行われます。これにより、大規模な故障やコストの増加を防ぎます。
業界のベストプラクティスの遵守 :
チェックリストは業界標準や法的規制に基づいて設計されることがあり、これに従うことで法的要件を遵守できます。

業界標準のチェックリスト

業界標準のチェックリストは、特定の業界や設備タイプに適した点検プロセスを確立するための重要なツールです。これらのチェックリストは、以下の点で役立ちます。

ベストプラクティスの統一 :
業界標準のチェックリストは、業界全体で共通のベストプラクティスを確立し、効果的な点検プロセスを統一します。
規制要件の遵守 :
特定の業界や法的規制に対応するために必要な要件を含むチェックリストは、法的要件を遵守するのに役立ちます。
訓練のサポート :
新しいスタッフの訓練や熟練スタッフのリフレッシュトレーニングに使用できる基準としての役割を果たします。
品質保証 :
業界標準のチェックリストは、品質管理と品質保証を向上させるのに役立ちます。品質の一貫性を維持し、問題を予防するのに役立ちます。

業界標準のチェックリストは、設備や機械の点検において信頼性を高め、安全性を確保するのに不可欠なツールです。また、業界の規模や複雑さに応じてカスタマイズすることもできます。

点検チェックリストの作成

チェックリストの構造とフォーマット

点検チェックリストを作成する際、以下の要素を考慮することが重要です。

タイトルと識別情報 :
チェックリストの上部には、点検の種類、日付、設備や機械の識別情報などを含むヘッダーを配置します。
セクションとカテゴリ :
チェックリストは論理的なセクションやカテゴリに分けられます。例えば、電気設備、機械設備、安全設備などのセクションを作成します。各セクション内には関連するチェック項目が含まれます。
チェック項目 :
各チェック項目は具体的な点検タスクや問題領域を表します。項目は明確で分かりやすく記述され、必要に応じてチェックボックスや評価スケールを含むことができます。
詳細と指示 :
チェック項目の横に、その項目に対する詳細な指示やガイドラインを記載します。作業者がどのように点検を行うかについて明確に説明します。
スペースとコメント :
各チェック項目の下には、作業者がコメントや追加情報を記入できるスペースを設けます。特に問題が発生した場合、詳細な説明や修理の指示を記入できるようにします。
署名と日付 :
チェックリストの最後に、点検を実施した作業者や監督者の署名と日付欄を用意します。これにより、点検の実施と完了が文書化されます。

重要な項目の選定

適切なチェックリストを作成するために、以下の手順で重要な項目を選定します。

優先事項の設定 :
最初に点検の優先事項を明確にしましょう。安全性、法的規制、設備の寿命延長など、主要な目標を把握します。
リスク評価 :
設備や機械のリスクを評価し、最も重要で潜在的に危険な項目を特定します。
業界基準と規制の確認 :
業界のベストプラクティスや法的規制に従い、選択されるべき項目を確認します。
設備の種類に合わせる :
特定の設備や機械のタイプに合わせて、チェック項目をカスタマイズします。異なる設備に対しては異なるチェックリストが必要です。
経験と専門知識の活用 :
点検を実施する作業者やチームの経験と専門知識を活用し、重要な項目を選定します。
定期的な更新 :
チェックリストは定期的に見直しと更新が必要です。新しいリスクや規制が発生した場合、チェック項目を適時更新します。

重要なのは、チェックリストが実用的で、点検プロセスをサポートし、問題の特定と解決を助けるものであることです。チェックリストの作成において、関係者との協力と情報交換が鍵となります。

一般的な点検項目例

1.電気設備の点検

電線とケーブル :
電線やケーブルの損傷、断線、断熱、絶縁の劣化を点検します。さらに、コネクタや端子の締結状態も確認します。
配電盤とブレーカー :
配電盤やブレーカーボックスの正常な動作を確認し、不具合や漏電を検出します。
照明と照明器具 :
照明設備の点検には、ランプの交換、点灯テスト、配光パターンの調整などが含まれます。
発電機とUPS :
発電機やUPS(無停電電源装置)のテストと動作確認を行い、予備電源の可用性を確保します。
接地システム :
設備の適切な接地が確保されているかどうかを確認し、電気の安全性を保つための接地抵抗測定を実施します。

2.機械設備の点検

潤滑と摩耗部品 :
機械設備では、軸受、ギア、チェーン、ベルトなどの摩耗部品の状態を点検し、適切な潤滑を行います。
動作テスト :
機械の動作をテストし、運転中の異常音、振動、挙動などを観察して問題を特定します。
フィルターと冷却 :
機械の冷却システムやフィルターの清掃と交換を実施し、過熱や過負荷を防ぎます。
制御パネル :
制御パネルの動作、配線、センサーの状態を点検し、適切な制御を確保します。

3.建物構造の点検

屋根と外壁 :
屋根や外壁の傷み、漏水、腐食を点検し、建物の保護と耐久性を確保します。
窓とドア :
窓ガラス、ドアフレーム、シーリングを点検し、気密性と安全性を維持します。
排水システム :
下水管や雨水排水システムの詰まりや漏水をチェックし、建物の水密性を保ちます。
基礎と構造体 :
基礎、柱、梁、階段などの建物の構造体を点検し、安定性と耐震性を確保します。

4.安全設備の点検

屋根と外壁 :
屋根や外壁の傷み、漏水、腐食を点検し、建物の保護と耐久性を確保します。
窓とドア :
窓ガラス、ドアフレーム、シーリングを点検し、気密性と安全性を維持します。
排水システム :
下水管や雨水排水システムの詰まりや漏水をチェックし、建物の水密性を保ちます。
基礎と構造体 :
基礎、柱、梁、階段などの建物の構造体を点検し、安定性と耐震性を確保します。

4433499_m

点検のスケジュールと頻度

点検のスケジュールと頻度は、設備や施設の種類、業界規制、使用状況に基づいて計画されます。以下は、点検のスケジュールと頻度に関する例です。

日次点検 :
毎日の点検は、設備の日常的な異常を早期に発見し、即座の対応を可能にします。これにはセンサーチェックや目視点検が含まれます。
週次点検 :
週に一度の点検は、週間の変動を監視し、劣化や問題を特定します。設備や施設の使用状況により、週次点検が適切な場合もあります。
月次点検 :
次点検は、より詳細な点検と保守作業を行う際に使用されます。設備の安定性と性能を確認し、必要に応じて調整や修理を行います。
季節ごとの点検 :
季節ごとの点検は、気象条件の変化に応じて設備を調整し、冷暖房システム、給排水設備などに対する特別な点検を実施します。
年次点検 :
年次点検は、詳細な点検と大規模な保守作業を行うために予約されます。これには設備や施設の長寿命化、改修、法的要件への適合を含むことがあります。

点検スケジュールは、設備の安全性、信頼性、および適切な運用を確保するために非常に重要です。適切なスケジュールを設定し、定期的な点検を実施することは、設備と施設の長寿命化と問題の早期発見に貢献します。

定期的な点検の重要性

定期的な点検は、以下の点で非常に重要です。

  1. 1.故障の予防
    定期的な点検により、潜在的な問題や故障の兆候が早期に検出され、予防措置が取られます。これにより、大規模な故障や生産停止のリスクが低減します。
  2. 2.安全性の確保
    設備や施設の定期的な点検は、安全性を確保するために不可欠です。劣化した部品や危険な条件が特定され、修理や改善が行われます。
  3. 3.資産の寿命延長
    定期的な点検と保守により、設備や機器の寿命を延長できます。これにより、資産の価値を保ち、長期的なコストを削減できます。
  4. 4.法的規制の遵守
    多くの業界は法的規制に従う必要があります。定期的な点検と保守は、これらの規制を遵守し、法的リスクを軽減するのに役立ちます。
  5. 5.生産性の向上
    効果的な点検は、生産性と効率性を向上させます。設備が適切に動作し、計画されたダウンタイムが最小限に抑えられるため、生産プロセスがスムーズに進行します。

総じて、定期的な点検は、設備や施設の持続可能な運用と長寿命を確保し、業務の連続性と安全性を維持するために欠かせないプラクティスです。

【今すぐ使える!】業種別点検フォーマット

ここでは、一部業種の点検フォーマットをご紹介します。

設備点検チェックリスト

設備点検チェックリストのダウンロード

すぐに使える設備点検チェックリストダウンロードはこちらのページから

定期点検チェックリスト

定期点検チェックリストのダウンロード

定期点検チェックリストダウンロードはこちらのページから

清掃点検チェックリスト

清掃点検チェックリストのダウンロード

清掃点検チェックリストダウンロードはこちらのページから

cyzenで点検業務の業務負荷を軽減

ここでは、cyzenの機能を利用して点検業務の負荷を削減した事例を紹介いたします。

スケジュール機能

cyzenのスケジュール機能イメージ

定期点検による訪問予定などの予定を簡単に作成・閲覧することができます。予定の作成・閲覧はアプリ画面とweb画面との両方から行うことが可能です。移動時間の予定への組み込みや、行先へのルート確認などを簡単に行うことができます。

メンバーロケーション機能

cyzenのメンバーロケーション機能イメージ

スマホのGPSを活用し、メンバーの現在の位置情報を表示します。現在の状況も表示されるため、緊急時対応にアサインできるかどうか、一目で判断できます。
現場に近い社員の検索を行い、直行していただくことも可能です。

地図での顧客表示機能

cyzenの地図での顧客表示機能イメージ

地図上で顧客の住所・場所と、顧客の基本情報や過去の報告書が確認できます。例えば、点検での訪問前に、過去の報告履歴や、機械のキーボックスの位置などの情報も、簡単にスマホから確認可能です。

報告書機能

cyzenの報告書機能のイメージ

現場の詳細な情報を記録・共有する報告書をスマホから書くことができます。

作られた点検報告書は即時にチームに共有され、リアルタイムな情報共有が可能になります。報告書は自社用にカスタマイズが可能で、写真付き報告書などの作成も可能です。

帳票機能

cyzenの帳票機能のイメージ

報告書で作成したデータは、現在お客様でお使いのフォーマットに自動変換可能し、その場からお客様にメールなどでの送信も可能です。
※顧客からのサイン機能は現在開発中です。

実際の導入事例

さて、これらのcyzenの機能を活用して、点検業務で効率化を実現している企業様を紹介します。

【日本設備サービス株式会社】

日本設備サービス株式会社様は、

  • ・ビルメンテナンス業務
  • ・設備管理業務
  • ・建築物や設備の定期検査・報告、防火設備・消防点検等の定期点検、上記に付随する改修工事等の事業

を展開されております。

■ 詳しい導入事例記事はこちらから

日本設備サービス株式会社様では、以下のような業務効率化を実現されております。

いかがだったでしょうか?ぜひ、御社でも、ぜひcyzenを利用した点検業務のIT化による、効率化の検討の参考にしてみてください。

紹介資料

3分でわかるcyzenのすべて

スマホで簡単に使える 営業活動管理アプリ

営業活動管理アプリの説明
資料を無料ダウンロード

あわせて読みたい関連記事

マガジントップへ戻る

お電話でのお問い合わせ

050-1781-0601

9:00〜18:00(年末年始・土日・祝祭日を除く)

3分でわかる! 資料を無料ダウンロード資料ダウンロード 無料トライアルをはじめる無料トライアル

請求資料・無料トライアル・cyzenに関するご質問やご相談など
お気軽にお問い合わせください。

3分でわかる! 資料を無料ダウンロード 無料トライアルをはじめる
メールでお問合せはこちら

お電話でのお問い合わせ

050-1781-0601

9:00〜18:00(年末年始・土日・祝祭日を除く)

ご契約中の方はこちら

カスタマーサポート専用ダイヤル

050-1781-0600