「嫌われる上司」は本当に必要なのか?成果を出す「出来る上司像2019」について

2019年03月25日(月) 横溝 竜太郎

「嫌われる上司」は本当に必要なのか?成果を出す「出来る上司像2019」について

「管理職は嫌われてなんぼ」と言われることが多いです。しかし実際のところは、管理職という役職になると嫌われて当たり前なのではなく、管理職に相応しくない人間がなったために嫌われてしまうのです。

では、目指すべきできる管理職とはいったいどんな人のことなのでしょうか。
今回は、管理職に求められるスキルや嫌われてしまう管理職の特徴などについて解説していきます。

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管理職に求められるスキルとは?

管理職になれば、平社員だった頃とは違ったスキルが求められます。できる管理職を目指すなら、具体的にどんなスキルが必要なのかを知ることが、その第一歩となるでしょう。
管理職に求められるスキルは主に以下の4つです。

マネジメントスキル

マネジメントスキルとは物事を管理したり組織を運営するスキルのことで、「マネジメント」は「管理」と訳されることがあります。しかし、日本では「マネジメント」と「管理」は少し違う意味に捉えられます。管理職に求められるのは、このうち「マネジメント」のスキルです。

しかし中には成果を上げるために人や物などを有効活用するという意味合いがある「マネジメント」と、一定の枠からはみ出さないように制限する意味合いが強い「管理」を混同している方もいます。

行動を押さえつけるようなことばかり行っていると、部下はやる気を失ってしまいかねません。そうではなく、部下が気持ちよく仕事を行えるようフォローする姿勢でいることが、信頼性や生産性を上げることに繋がります。
管理することも大切ですが、必要なのは部下の本来の能力を引き出してあげることと、仕事の成果を生み出す「マネジメント」のスキルです。

テクニカルスキル

テクニカルスキルとは「業務遂行能力」のことで、業務を遂行するために必要な専門知識や技術を指します。管理職であっても、テクニカルスキルは仕事をする上で必要なスキルになります。最近では中間管理職が増え、テクニカルスキルを他のスキルより重要視している企業があるかもしれません。

仕事の中には専門的な知識や技術が必要なものもあり、誰にでもできる仕事とそうでない仕事があります。テクニカルスキルを必要とする企業では、多くの社員がスキルを身につけていなければ仕事になりません。
管理職がテクニカルスキルをもつことで、知識や技術を後進の育成のために活用することも可能になります。

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは「対人関係能力」のことです。こちらは管理職・中間管理職・平社員どのポジションでも重要なスキルで、近年の採用活動で重視される「コミュニケーション能力」もこのヒューマンスキルの一部です。

ヒューマンスキルはコミュニケーション能力だけでなく、リーダーシップや調整力、コーチングなど様々な能力を含みます。部下の意見や悩みをよく聞き理解しようとする、部下のモチベーションを引き出すなど、上司の些細な行動で部下からの信頼性が上がり、それが仕事の効率化に繋がります。

リスク管理スキル

リスク管理(リスクマネジメント)スキルは、これから起こる出来事に対し、リスクを回避・軽減するためにどのように行動をすればいいのかを考え、管理する能力です。ビジネスにはリスクがつきものですが、将来的に起こるリスクを回避・軽減することができなければ企業にとって大きな痛手となるかもしれません。このリスクマネジメントも管理職にとって重要なスキルのひとつとなります。

リスクマネジメントではまず、リスクを浮き彫りにすることが重要です。浮き彫りにしたリスクを正確に把握し、適切な対応をすることでリスクを回避・軽減することができるようになります。

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部下に嫌われる管理職とは?

管理職は部下から嫌われる役職だと思われがちですが、嫌われる原因として以下のことが挙げられます。

自分の保身ばかり考えている

管理職は平社員と比べれば権限や年収などあらゆる面で上回っています。そんな地位や肩書に固執して、自分の保身ばかり考えているようでは部下に嫌われても仕方ありません。

せっかく手に入れた役職ですから、保身に走りたくなる気持ちもあるでしょう。しかし、上司のミスを部下の責任にする、自分に都合の悪いことは隠蔽をして保身に走ってしまったら最後です。寧ろ部下のミスを上司が庇うぐらいの気持ちで仕事をしてこそ、より良い仕事ができるのではないでしょうか。

人によって態度を変える

人によって態度を変えていては部下から煙たがられてしまいます。自分よりも立場が上の人間に対して当たり障りのない態度をとることは問題ありません。しかし、中には自分より立場が弱い人間に対して強い当たり方をしている人もいるでしょう。

近年、ハラスメントが社会問題として取り沙汰されています。受け取り側の認識によっては態度の違いでパワハラだと感じとられることがあるかもしれません。もし人によって態度を変えているのであれば、今後公平な態度に改めるべきです。
また、態度というものは周囲に良くも悪くも影響を及ぼします。部下に対する態度だけでなく、日々の日常態度にも気をつけることが大切です。

発言がコロコロ変わる

発言がコロコロ変わっていては部下からの信頼を得ることができません。管理職は言わば現場の指揮官です。指揮官の発言が二転三転していれば、部下はついていきたいとは思わないでしょう。

人間誰しも間違った発言をし、後から修正することはあります。ビジネスの場では状況に応じて前言撤回しなければいけないこともあるでしょう。しかし、発言が変わる頻度が高ければ部下はどこかで不安を覚えることになります。
もしも発言が変わることがある場合は一言詫びを入れ、それから発言を変えるだけでも印象は違うでしょう。発言をする際は管理職である・なしに関わらず、責任をもたなければいけません。

背中を見せない(仕事をしない)

仕事をしない管理職は部下から嫌われます。繁忙期で部下は仕事で忙しいのに、上司が全く仕事をしないのでは話になりません。
入社したばかりの新入社員は我が子も同然です。一方、新入社員に仕事を教える管理職は親に似た立場になります。初めのうちは人から教えられたり、親である管理職の仕事をしている姿を見たりして学ぶものなので、親である管理職が仕事をしなければ子である新入社員は育ちません。自ら手本をみせない管理職は、部下から信頼を得ることは難しいでしょう。

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できる管理職に近づくためには?

できる管理職に近づくためには今までの行動を見直す必要があります。スキルは身につけようとしてもすぐには身につけることはできません。しかし、以下のような行動はすぐにでも実践することができるはずです。

現場の意見にも耳を傾ける(コミュニケーション)

管理職であるからこそ、現場の部下たちとコミュニケーションを取ることは重要です。
一昔前の上司と部下のコミュニケーションは、指示や業務連絡が基本でした。しかし、今は部下がいい仕事をしたら褒める、改善すべきところはアドバイスをするといったことがコミュニケーションとして必要になります。

ただし、コミュニケーションでプライベートに深入りすることは必要ありません。上司と部下という関係上、適度な距離感をとることで話しやすくなることもあるでしょう。

中にはコミュニケーション能力が不足しており、業務の基本である報告・連絡・相談ができない社員がいることも事実です。それでも、頭ごなしに話すのではなく、部下のやる気をコミュニケーションで引き出すスキルが管理職には求められます。

自らも行動する(リーダーシップ)

今の時代、管理職は椅子に座っているだけが仕事ではありません。自ら行動し、部下たちを背中で引っ張っていくくらいのリーダーシップがあってもいいはずです。
ただし、張り切りすぎると空回りしてしまうことがあります。また、部下に任せても問題ない仕事を自分でするのはリーダーシップではありません。
自らが模範となり、部下たちの方向性を目標に導くことが重要です。

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理想の管理職となるために何が必要かを考えることから始める

今と昔では管理職に求められる役割は異なり、自ら行動するなど管理職のあり方に変化が生じています。管理職の方は理想とする管理職になるために何が必要か、考えるところから始めてみましょう。

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