「営業活動のためにマッピングしたい!どうすればよいの?」
「方向音痴だけど、地図って使った方がいいの?」
外回りの営業の方にとって、地図の活用は必須です。いわゆるマッピングを行うことで営業活動を効率化したい!と思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
結論、営業活動のためにマッピングをするには、専門のツールを導入することをお勧めします。結果的にその方が手間もかからず、長く営業地図を活用することができるからです。
また方向音痴の方でも、スマートフォンの地図を活用すれば営業活動を効率化する事ができます。道に迷うか心配...という方にも専門ツールを導入することをお勧めします。
この記事では以下について説明しています。
この記事を読むことで、営業で地図を活用するメリットやマッピングの方法、Googleマップなどを活用するにはどうすればよいかがわかります。貴社の営業力強化や、活動効率化にお役立ちいただければ幸いです。
営業での地図の活用方法とは?

この章では、営業での地図の活用方法をお伝えします。そもそもマッピングとは何か、といった基礎的な部分から丁寧に解説します。
また、営業にカーナビゲーションを活用する方も多くいらっしゃると思いますが、営業でカーナビを使うデメリットや、特徴なども詳しく説明します。
それでは詳細な内容を見ていきましょう。
営業におけるマッピングとは?
営業におけるマッピングとは、住所や商談履歴などを地図上で簡単に管理できるように記録や管理を行うことをさします。
飛び込み営業や訪問営業など、実際に顧客のもとに足を運ぶ営業スタイルをとっていると、二重に訪問してしまったり、逆に営業し忘れるなどの抜け漏れがあったりします。
そういった行動を防止するため、顧客の場所や訪問したかどうかの簡易的な情報をまとめるのがマッピングです。
IT業界の用語では「ある要素に対し、一定のルールに沿って別の要素を位置づけること」を指します。営業におけるマッピングも同じく、一定のルール付けが必要になります。
■成功事例
営業ではカーナビよりスマホ地図を活用しよう
営業におけるマッピングでは、カーナビの利用はおすすめできません。カーナビを営業で活用する際は、主に車両メインでの利用に制限されます。個人がどの営業車を使ったかによって各ナビに蓄積される情報が異なり、一元管理をすることが難しくなってしまいます。
またナビではいちいち手打ちで住所を入力する必要があり、非常に営業活動にとって負担となってしまいます。
営業活動では車に情報が紐づくカーナビより、個人に紐づくスマートフォンのアプリを活用することをおすすめします。普段使い慣れているツールの方が活用しやすいですし、何よりも情報共有の手軽さが大きなメリットです。
営業で地図を活用するメリット4選

営業活動における地図を活用するメリットは、以下の4つになります。
- ①効率的なルートを決められる
- ②エリア戦略に活用できる
- ③方向音痴でも道に迷わない
- ④地元に密着した営業トークに活用できる
それでは順番に詳しく解説していきます!
①効率的なルートを決められる
営業で地図を活用することにより、一日の効率的なルートを決めることができます。
マッピングにより、自分にとって必要な場所のみをピックアップした地図が作れます。訪問すべき顧客の位置が簡単に分かるので、最適な営業ルートが一目でわかります。
特に徒歩で行動する人にとって、ルート作成は重要です。非効率な形をとってしまうと、時間や肉体的疲労といった負担が発生します。
少ない労働時間で最大限の営業活動をこなす為にも、効率的なルート作成は必要です。
②エリア戦略に活用できる
営業活動のための地図を作成することで、エリア戦略に活用できます。
マッピングを行うと、自分に必要な情報を地図上に記録し、まとめることが可能です。過去にどのような顧客がいたか、ある程度地域によって傾向が見えてきます。
そういった傾向が見えると、営業活動でのエリア戦略に活用することが可能です。
例えば顧客が在宅中の時間帯、家族構成、前回訪問時の反応などを記録することで、戦略的に訪問活動を行うことが可能です。
③方向音痴でも道に迷わない
ナビ機能のついた地図を活用することで、方向音痴でも営業活動を効率化する事ができます。
営業活動の効率化を進めるにあたり、道に迷いやすい人や方向音痴で悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。営業活動に特化した地図を作成すると、ある程度のルート取りを事前にできます。それによって道に迷う可能性を減らすことができます。
またスマホの地図を活用することにより、ナビ機能を活用することができます。実際に向いている方角なども表示されるので、道に迷いやすい方にはおすすめです。
④地元に密着した営業トークに活用できる
営業トークのネタ作りにおいても、地図を活用することができます。
営業用の地図を作成すると、顧客の位置情報だけではなく、その周りにどういった建物があるか、といった情報を得ることができます。そういった地元情報を使って営業トークをすることも、営業で地図を活用することのメリットの1つです。
例えば顧客の近くに飲食店があれば、そこの感想などを共有することで関係構築を図ることができます。また地元の人も知らない情報を提供することで、信頼感を得ることもできます。
マッピングの方法3STEP

ここではマッピングの方法を3ステップに分け、具体的にどういった事をすれば営業に活用できる地図を作ることができるのか、について説明します。
具体的には以下の通りです。
- ①顧客情報を調べ、地図に載せる情報を決める
- ②マッピングする顧客の種類を決め、色分けする
- ③地図上に記入し、日々更新する
一つずつ見ていきましょう。
①顧客情報を調べ、地図に載せる情報を決める
まずマッピングをするにあたり、何を地図上で管理するか決めることが重要です。
マッピングを始める前の準備として、まず顧客情報を調べます。そして調べた情報の中から、特に地図上で管理したい情報の種類を決めます。あまりに多いと後々の管理が大変になりますので、最初は2,3種類くらいと少なくすることをおすすめします。
具体的には在宅時間帯や、前回の訪問日時などは管理した方が良い情報といえます。
②マッピングする顧客の種類を決め、色分けする
管理する情報を決めたら、次はマッピングする顧客を分類し、色分けします。
顧客情報と共に、顧客の種類も決めていきます。
例えば訪問したときの顧客の反応ごとに
- 訪問NG
- チラシ送付済み
- アポイント取得
といった形で、セールスステージでの分類をするのも一つの方法です。
さらに詳しく管理したい場合には、
- 他社契約済み
- 未契約
- 契約意向なし
説明した、商談が発生しそうかどうか、という観点での管理もおすすめです。こういった顧客分類のルール付けを行う際、それぞれを色分けして管理しましょう。色分けも含めたルールを設定することで、地図上で簡単に識別することができます。
③地図上に記入し、日々更新する
顧客や管理する情報のルール設定が終わったら、地図上に記入していきます。
色分けや記載する情報に齟齬がないか気を付けつつ、地図上での管理を進めていきます。
仮に紙の地図で管理する際は、モノクロなどの色味が薄い地図を活用し、メモする際には色味の濃い筆記具を使うようにすると一目でわかるようにできます。
また書き入れる時はあとから消せるようにすると、情報を更新する際に便利です。
こういった流れで地図上での営業を管理しつつ、日々の営業活動で情報を更新していきましょう。そうすることで、営業活動に役立つ地図を維持しつつ、営業戦略の見直しに関するPDCAを回すことができます。
営業での地図活用におすすめのツール3選

営業のマッピングや地図活用におすすめのツールは以下の通りです。
- ①紙の地図
- ②Googleマップ
- ③cyzen
それでは一つずつ、詳しくメリットやデメリットを解説します。
①紙の地図
紙の地図は、営業のマッピングを行う際に最も簡単な手段です。
マッピングや営業での地図活用の際、紙の地図は持ち運びがしやすく、始めるのも簡単で、多くの企業で採用されているのが現状です。紙の地図はWebから無料で手に入れることができますし、本屋でも詳細な住宅地図などを販売していることが多いため、簡単に始めることができます。
一方で、紙での管理は様々なデメリットがあります。外回りでは雨の中でも活動する必要がありますので、濡れてしまい、また新しく作成しなければならない、という状況になりがちです。
また書き込める情報の量に限界がありますので、ずっと同じ地図を使い続ける、ということが難しいこともデメリットです。
メリット | デメリット |
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メリット |
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デメリット |
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②Googleマップ
スマホで無料で使えるGoogleマップを使い、営業活動を効率化する事ができます。
Googleマップはグーグル合同会社が提供している無料の地図アプリです。常に最新の情報に更新されているため、紙の地図のようにわざわざ最新版を買う必要がありません。また目的地へのナビゲート機能なども備わっており、Excelのデータをインポートしてスポット表示をさせることができます。
一方で登録できるスポットに限界があったり、情報更新の手間がかかる事がデメリットとして挙げられます。また営業メンバー個人の情報のみ管理できるので、同じ地図を使うことが難しいことも弱点です。
メリット | デメリット |
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メリット |
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デメリット |
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Googleマップでマッピングする方法
Googleマップで顧客の位置をマッピングする際は、以下の手順で行います。
- Googleマップを開き、左のメニューから「マイマップ」を選択
- 「地図」と「レイヤ」に情報を入力し、「インポート」をクリック
- 顧客情報が入ったファイルをアップロードする
- ファイルのシートの中で住所が入力されている列を選択する
- マッピングのマークのタイトルに使用する列を選択する
Googleマップでマッピングを行う際、顧客情報を入力したExcelやスプレッドシートのファイルが必要なので、事前に用意するようにしましょう。
詳細はこちらをご覧ください。
cyzen(サイゼン)

営業地図の活用でお悩みの方に、管理アプリcyzen(サイゼン)を導入する事をお勧めします。cyzen(サイゼン)はスマホで簡単に使える活動管理アプリです。スポット機能ではスマホの地図に顧客情報だけでなく、商談履歴や前回の訪問時メモなどの情報を場所に蓄積させることができます。
またスポット情報は同じ会社のユーザーならだれでも閲覧可能です。そのため急遽別の社員が担当になったときも情報を引き継いで活動を進めることができます。
一つのスポットに登録できる情報や、そもそも登録できるスポットの上限数もかなりあるので、営業部オリジナルの地図を作成したい、という方におすすめです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
営業のマッピングは様々な利点がありますが、導入する際のツール選びが非常に重要です。特に外回りの活動を効率化したい人にとって、営業の地図の活用は必須となります。
しっかりとマッピングをこなしつつ、効率的な営業活動を進めていってください!