株式会社STNetは、四国電力グループの情報通信会社として、クラウドサービスやデータセンターの提供に加え、光インターネットサービス「ピカラ光」や格安スマホサービス「ピカラモバイル」のご案内を行っています。
これらのサービスをお客様にご紹介するため、訪問営業を実施しており、その業務において cyzenの【エリア機能】を活用し、光インターネット回線営業の訪問販売のDX化を成功させた事例 をご紹介します。
cyzen導入前の課題
従来は紙の住宅地図を使用して訪問先を特定していたため、準備に非常に時間がかかり非効率な状態でした。
また、使用後の地図はすべて破棄していたため、訪問履歴やお客様との会話内容が蓄積されず、営業データを活用した戦略立案ができないという課題がありました。
cyzenを選んだ理由
cyzenを導入した理由は、機能と料金のバランスが優れていたことです。
必要十分な機能をリーズナブルな料金で利用できる点に魅力を感じ、加えて、現場の営業スタッフがストレスなく使えるような直感的なインターフェースも決め手となりました。
訪問営業では、サービス提供エリア内のお客様宅を正確に把握する必要があります。そのため、地図上に図形で提供エリアを示す機能が必要でした。
cyzenには当初そのような機能はなかったものの、当社の要望を丁寧にヒアリングいただき、新たに【エリア機能】を開発・リリースしてもらえたことも大きなポイントでした。
活用方法と導入後の変化
1. 訪問準備の効率化
従来は、営業スタッフが紙の住宅地図に手作業でサービス提供エリアを描写し、提供エリア内のお客様への訪問計画を立てていました。しかし、cyzenのエリア機能を利用することにより、サービス提供エリアをcyzen上で確認できるようになり、準備時間が大幅に削減されました。
2. 訪問履歴と商談データの蓄積
cyzenの導入により、訪問履歴やお客様とお話した内容がデータとして記録・蓄積されるようになりました。これにより、過去の商談データをもとに施策を検討できる環境が整いました。
3. 営業スタッフの負担軽減と効率向上
営業活動中にcyzenの地図【エリア機能】を活用し、訪問エリアを視覚的に把握できるようになりました。
4. パートナー企業への展開とデータ活用
株式会社STNetでは、ピカラサービスを販売するパートナー企業の支援ツールとしてcyzenを導入しました。これにより、
・販売状況の可視化
・見込み客管理
・スタッフ教育
などに活用しています。
今後は、蓄積されたデータを分析し、パートナー企業とともに、 「どのような顧客にどのような施策を打つべきか?」 を検討するためのツールとしても役立てていく予定です。
5. マネージャーの業務効率向上
cyzenのGPS機能により、各営業スタッフの稼働状況をリアルタイムで把握できるようになりました。これにより、
・各スタッフの行動管理が容易になった
・サボりの防止や効率的な指導が可能になった
・訪問件数、アポイント率、成約率などのデータを即座に分析できるようになった
といった成果が出ています。
以前は、紙ベースの報告を元に手作業でデータ入力を行い、分析するのに時間がかかっていましたが、cyzenの導入によりリアルタイムでデータを確認でき、マネージャーの業務負担が大幅に軽減されました。
まとめ
cyzenの導入により、
・訪問準備の時間短縮
・商談データの蓄積と活用
・営業スタッフの負担軽減と業務効率化
・パートナー企業とのデータ活用
・マネージャーの業務効率向上
といった成果が得られました。
今後は、蓄積されたデータを活用し、より効果的な営業施策を検討・実施していきたいと考えています。訪問営業のDXを推進し、営業効率と成約率の向上を目指します。