施工管理の課題を解決!cyzen導入で実現した建築業界のDX事例

課題

    • 直行直帰ができる仕組みを作りたいが、現場での出勤や作業開始を記録できるような方法を見つけられていない
    • 現場でどのくらい作業時間がかかっているのかを把握できていない
    • 日報を、現場作業後に疲れて入力するため、情報の精度が低く、入力率も悪い状況

解決策

    • cyzenのオートワークログ機能を導入し、現場で勤怠管理をできるように
    • cyzenのパフォーマンス機能で、各現場ごとのすべての作業時間を見える化
    • cyzenのオートワークログ機能により、入力が劇的に改善

成果

    • 直行直帰が可能になり、渋滞の時間も避けて行動することができ、大きく時間短縮・生産性向上に繋がった
    • 現場で活動打刻ができるので、休憩時間が適切に管理され、作業時間の把握ができるようになった
    • 日報業務に使っている時間が一日あたり10~15分ほど削減された

三王テック株式会社は、神戸市西区を拠点に新築工事やリフォームを手掛ける建設会社です。主に住宅や介護施設の新築、リノベーション、改修工事などを行っており、地域密着型のサービスを提供しています。

今回は、三王テック株式会社に現在利用しているcyzenについてのお話をお伺いしました。

cyzen導入前の課題

「cyzen導入前は、朝会社に到着後、タイムカードを押してから材料を積んで現場に向かい、作業終了後に会社に戻って再びタイムカードを押す流れでした。私たちの活動地域は車社会のため、自家用車で通勤し、社用車に乗り換えて現場へ向かいますが、直行直帰を可能にするため、現場での出退勤登録方法を模索していました。

また、現場での作業時間の把握が十分にできていませんでした。 大工さんを育成する際、一人前になった方がどの作業にどれくらいの時間をかけたか把握が難しかったのです。そのため、日報を記録してもらっていましたが、現場作業後、疲れているため入力する精度も低く、入力率も悪い状況でした。これが最も大きな課題でした。 従来は「俺の背中を見て学べ」といった指導法が主流でしたが、今の時代にはあっていません。明確な基準を示すことが求められています。」

cyzen導入の決め手

「今年の8月1日から新しい評価制度が始まったため、それに合わせて評価の基準となるシステムを探していました。最初にcyzenをお試しで導入した際、そのシンプルさに驚きました。「これなら使える」という確信を得たのが導入の決め手です。お試し期間が長めに設定されていたことも大きなポイントでした。

お試し期間中、まずは大工さんではなく現場監督に使ってもらいました。現場監督が使うことで、大工さんも自然にシステムを使うようになり、実際に触ってみて良い反応がありました。「現場で使える」という実績が評価され、社長も納得して導入に至りました。 操作は非常に簡単で、すべての報告がスムーズにできるため、もしこれが複雑であれば導入していなかったかもしれません。それほど簡単なシステムだったことが決め手になりました。」

3作業現場の写真6 (1)

具体的なcyzenの活用方法

「cyzenの活用方法としては、出勤・退勤の記録や、現場に入った際の開始・終了、休憩の開始・終了を押すだけです。
(※現場が複数ある場合もあるため、出退勤と現場の入出で使い分けをしている)

操作は非常にシンプルなので、慣れてくると現場での各工程ごとにどれくらい時間がかかっているかをさらに把握したくなります。今後は、その部分も進めていきたいと考えています。

最近、オートワークログ機能を使い始めましたが、これが劇的に効果を発揮しました。それまでは、正直、現場で打刻することが、なかなか習慣化できず、半年ほど押されない状況が続いており、大きな課題となっていました。
オートワークログ

cyzenのオートワークログ機能(ユーザー活動の自動記録)

このオートワークログ機能のおかげで、現場に入るとすぐにログを取れるようになり、現場に入ったことを手動で入力し忘れてしまっても、帰る前にボタンを押せばログも残せて終了できるというのが非常に便利でした。この機能によって、いくつの現場に行ったかも把握できるようになり、みんなが打刻する習慣もできました。

近日中には、パフォーマンス機能も利用開始予定です。この機能では、誰がどれだけ現場に行ったかをランキング形式で表示したり、個々の現場でどれくらい時間がかかったかを把握できるようになります。現時点では、最終段階の各現場での作業時間を完全に把握できてはいませんが、訪問回数や大まかな時間は見える化できそうです。

最終的には、各現場ごとのすべての作業時間を見える化することが目標です。

cyzen導入後の業務効率化と変化

「導入後、直行直帰が可能になり、渋滞を避けられるようになり、大工さんの負担が軽減されました。以前は会社に戻ってタイムカードを押していたのが、現場で直接出勤・退勤ができるようになり、体力的にも時間的にも楽になりました。また、現場監督が大工さんの現在地を把握できることも、大変よくなった点です。これにより、わざわざ電話して「どこにいるの?」と確認する時間が削減されました。
cyzen導入の目的は監視ではなく、現場での効率化です。しかし、見られている意識が働くことで、目に見えない部分での効率も向上していると感じています。

日報入力に関しても、10~15分ほどかかっていましたが、cyzenのボタンを押すだけで日報代わりになり、その時間も削減されました。将来的には、1つの現場でかかる作業時間や工期が短くなる可能性も見えています。

現在は、出勤や現場での歩数をランキング形式で可視化し、大工さんたちはその競争意識からも効率を意識するようになっています。営業での数値管理と似た感覚で、目に見える評価がパフォーマンスの向上に寄与しています。」

新しい評価制度とcyzenの効果的な活用

「来年8月から新しい評価制度が始まりますが、cyzenを活用することで、出勤・退勤や休憩時間、現場作業の記録が評価基準になると考えています。大工さんたちは自分のパフォーマンスを把握し、改善点を見つけやすくなるでしょう。

cyzenのオートワークログ機能やパフォーマンス機能は、教育や自己成長の目標設定に役立っており、データ分析をしなくても、現場で簡単にパフォーマンスを確認できます。これにより、将来的には、各大工さんの頑張りが「見える化」されていますし、指導も具体的かつ効果的に行えるようになります。」

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