株式会社ビッグエッグジャパンの運営する玉子屋グループ。今回は法要料理部門(仕出し懐石料理/出張パーティ料理を扱う)「玉乃家」ブランドでcyzenをご活用いただいております。
営業業務部部長 宮本 達也氏
営業課課長代理 立迫 雅人氏
にお伺いしました。
導入の背景
これまで玉乃家では、約20名のスタッフが顧客である葬儀社や寺などに毎日法要料理を届けるほか、配達業務の合間にはその付近の見込み顧客へ配達料理メニューを持参するなどの営業活動も行っています。
その際、顧客訪問後の営業記録は紙の日報台帳に手書きで記入していたため、顧客ごとに過去の履歴をたどることが難しく、すぐに情報が欲しい場合にはその都度他のスタッフに電話かLINEで尋ねる必要がありました。また、1冊しかない紙台帳の営業記録の確認は班長止まりになってしまい、部長や社長までの情報共有ができていませんでした。
そこで玉乃家は、最新の顧客情報を社内全体でリアルタイムに共有し、管理者および現場スタッフが社外からも簡単にアクセスし活用することで、営業活動を効率化させることを目的に「cyzen」を導入しました。
ご活用方法について
「cyzen」の導入により、現場のスタッフはスマホの地図上で訪問できる葬儀社・寺を確認できるため、配送の合間に効率よく新規営業を行えるようになりました。
1日営業に専念できる訪問件数は従来の3件から6件に倍増しました。また、既存顧客の過去のクレームや重要申し送り事項なども社内で簡単に共有できるようになったことで現場でのミスが減り、顧客からの信頼度も向上させることができました。
さらに、報告書作成や調べものをするために外出先から帰社する必要がなくなったため、残業時間を1日平均1時間程度減少させることにも成功しました。
現場スタッフのマネージャーも、「cyzen」上で各スタッフの1日の動きをリアルタイムで確認し、また顧客ごとに蓄積される情報を確認することで、必要に応じたスピーディな指示出しやサポートが可能となりました。
そして、スタッフ一人ひとりの日々の業務状況や進捗が把握しやすくなったことで、より適切に社員の評価を行うことができるようになりました。
こうした「cyzen」を活用した働き方改革の結果、2018年6月の「cyzen」導入から半年後の2019年1月には、繁忙期の売上が過去最高の一日1,000万円から1,200万円に伸び、業務の生産性向上と20%の売上増加を同時に実現することができました。
どんな成果が得られたか
・リアルタイムな顧客情報の共有、確認で業務効率化や顧客満足度向上を実現
・地図上の付近にある見込み顧客の情報が表示され、効率のよい訪問が可能になった
・社外でもスマホから報告書を作成し、移動時間や作業時間が短縮